野球観術

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日本シリーズ展望

ドラフトも終わり、いよいよ明日から日本シリーズが始まります。

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ペナントレース三連覇の広島カープVS下克上を狙う福岡ソフトバンクホークスの対決になります。

日本シリーズの展望、データ派の筆者ではありますが、今回はちょっと別の切り口から、日本シリーズについて記述したいと思います。

”人気のセ、実力のパ”なんて言われますが、もはやこれは冗談では無くなり、レベルの差は顕著です。
それは交流戦の対戦成績をみれば明らかです。

となれば、今年の両チームの打撃成績や投手成績を単純比較しても、直接の予測には繋がらないのではと言う私見です。

「それじゃあソフトバンクが勝つってこと?」
と言う声が聞こえてきそう←

なので!
逆に言えばソフトバンクに付け入るスキがあるとすれば…と言う切り口から見て見ましょう。

短期決戦の経験からいえば、ソフトバンクの方が圧倒的に上です。

過去2年においては
広島は一昨年、ファイターズとの日本シリーズでホーム2連勝の好発進も敵地で3連敗し、第6戦で涙を飲んだ。

昨年はCSで、カープらしい攻撃が機能せず、DeNAに破れた。

ソフトバンクは一昨年、2位から進出したCSで、ファイターズ大谷翔平の大暴れで、ファイナルステージ敗退。

昨年は言わずもがな、日本一のチームです。

上記を踏まえて、やはりソフトバンクの野球は広島より上と感じます。

こうなると、カープの選手それぞれが普段以上の力を出すしかありません。

1、2戦は本拠地マツダスタジアムでの試合です。
「俺が、打たなきゃ!絶対に抑えなきゃ」と言うプレッシャーから解放されるとすれば、ファンがつくる雰囲気しか無いでしょう!
そこで、新井さんが代打で出て来て逆転打でも打とうもんなら、最高の雰囲気になる。
そう言う試合展開で、8割の力でも野球が出来ること(=結果100%の力が発揮できること)が大切なのではないかと思います。

僕がよく使う表現として、“しなり”のある野球と言う言葉があります。

金槌を思い浮かべて下さい。
利き手で釘を打つときと利き手と逆で打つときだと、釘の入りが違う経験をしたことがあると思います。
利き手の場合は金槌の柄の部分がキレイにしなっているためうまく釘が打てるのです。
決して、力が弱いからでは無く、利き手と逆だと力を入れてりきんでしまうことで上手く柄の部分しならないのです。

だから、強いソフトバンクに対して“よそ行き”の野球では無く、カープが1年間やって来た野球を本拠地でどれだけ体現できるかが大事で、そこで流れを掴めれば敵地でも十分に戦えると思います。

野球の基本かもしれませんが、強いて言えば、無死(または一死)1、3塁の状況を序盤から何回作れるかがカープらしい野球になるのかなと…

常にゲームを動かし続けること!試合巧者であるソフトバンクにその権限を握らせないこと、塁上のランナーを動かした続けることで主導権を握る。
ここに尽きるのではないでしょうか。

ソフトバンクのキャッチャーには甲斐キャノンが待ち構えていて、盗塁も容易にはできません。
ランエンドヒットや送りバントをどのタイミングで使うかもキーポイントでしょう。
普段以上の力を出すと言うことは、運も必ず関わってきます。
常にその運を掴むために動き続ける。℃℃℃(カープのスローガン)では無く、動動動で行きたいところですね!

ホークスは下位打線もCSでは元気だったので、ここがそのままの力を発揮すれば、問題ないでしょう。(扱いが雑ですいません…)

今回はデータは抜きでしたが、そんな日本シリーズ展望でした。

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↑ミドスケさんです