甲斐キャノンは何がすごい??
日本シリーズが終了、日米野球も終了し、各紙ともにストーブリーグの話題になっていますね。
いやあ、3年で何十億円ってすごい給料だよね!いくら選手生命が短いと言っても、恐ろしい金額ですわ←半分以上は税金に持っていかれる訳だけど
さてさて、ちょっと鮮度は下がりましたが、今回のテーマは甲斐キャノンと言うワードです。
流行語大賞にノミネートされること間違い無し!←もう遅いかな(^_^;)
甲斐キャノンの由来は、ググってもらうとして、野球として何がすごいかを少しだけ
甲斐の凄さは、盗塁阻止における三拍子全てが揃っていること。
投球を捕ってからの早さ、肩の強さ、コントロール、この3つが全て優れている。
特に捕ってから送球に移る早さを、解説者の方は絶賛していますよね!
では、甲斐キャノンを盗塁阻止率と言う数字で見ていきます。
まず、今年のプロ野球での総盗塁数とその成功数は以下の通り
2018年の場合、平均で10回盗塁を企画したら7回は成功することになります。
要するに、日本のキャッチャーの平均盗塁阻止率は.295と言うことです。
では各リーグの捕手の盗塁阻止率を見てみましょう。
率直な感想良いですかね!
セ・リーグのピッチャー、クイックしてないんか?(笑)
まぁえぇわ…
やはり甲斐の盗塁阻止率.447はすごいですね!
ちなみに、阻止率が.500を越えるのは本当にすごいらしいです。
そもそも、甲斐の場合はその強肩が抑止力になって、ランナーが盗塁を自重ケースもあるので、さらにチームへの貢献度は高くなります。
肩と顔だけは良いと言われる巨人の小林がトップで.341ですからね。確かに小林もかなりの強肩だと思いますが、捕ってからのスピードとコントロールは、見ていて甲斐の方が圧倒的に上ですよね。
世の中の“誠司ファン”からバッシングを受けそうなので、こんなデータを出してみます。
捕手が投球をキャッチしてから、2塁のベースカバーに入った野手のグラブに入るまでのタイムをホップタイムと言うそう(=いわゆる送球タイム)で、その平均ホップタイムを出したデータがあるので拝借しました。
できればドラゴンズ大野奨のデータも欲しかった。
ちなみこのタイムが2秒切るといわゆる強肩捕手と呼ばれます。
別に小林を批判したくてこう言うデータを出している訳では無いので悪しからず!(笑)
これは肩の強さだけでなく、キャッチング、そしてそこから送球動作に移る技術も加味される。
それによくドラフト前に「送球タイム1.8秒の強肩捕手」とか言われているのは、早い時ってことなので、このデータは平均であることを考えると、ここに上がっている捕手は本当にすごいと言うことですよね。
原監督が、小林の肩は甲斐並みの一級品と言っていたが、盗塁阻止においても肩の強さだけでないことは、甲斐が証明してくれている。
そもそも、読売は小林を本気で使う気があるのかが謎…
去年は、宇佐美や大城と言ったバッティングは良いがプロの捕手としては論外な選手を競争に入れた挙句、炭谷をFAで獲得しようとしてるとか、もはや小林は放出した方が良いのではと思ってしまう。
話が脱線した…
さっき冗談でも書きましたが、甲斐が日本シリーズ後の会見で、投手のクイックを挙げて謙遜していたが、やはりクイックは重要で、同じように牽制球の技術も投手には要求されます。
ヤクルトの中村なんかは、送球タイムは一流なのに、盗塁阻止率が平均以下ということなので、投手の協力は欠かせません。
しかし、それを差し引いたとしても、平均盗塁阻止率を.150以上も上回り、送球タイム(ホップタイム)もぶっちぎりの甲斐キャノンはすさまじいまさに兵器なのだ。