野球観術

野球や組織論はいつだって愛情から始まる

勘違いや他力本願でもえぇんちゃうかな

 俺はカッコよくて女の子にモテモテ!

仕事もできて完璧な男だ!

それなのに彼女もできないし、良い仕事が回って来ないくて、日の目を見ないのは、周りが俺を見る目が間違ってるからだ!

 

この勘違い男の僕は幸せそのものだと思いませんか?

 

何も僕の自慢話がしたい訳では無く、皆さんも気になっているヤクルトの15連敗の話です。

「どうしたら勝てるのか?」「どうしたら連敗が止まるのか?」

冷静に考えれば考える程、深みにハマっていくような気がする…。

(冷静に考えたら上記のような勘違い男にはなりませんね(;^_^A) 

 

下記は、ある記事をコピペして追記したものです。

5月14日(広)マツダ原樹理 4-9 /2位
5月15日(広)マツダ●中尾輝 7-9 /3位
5月17日(De)神宮●小川泰弘 3-4 /3位
5月18日(De)神宮●石川雅規 6-11 /3位
5月19日(De)神宮●高梨裕稔 0-7 /3位
5月21日(神)甲子園●原樹理 2-3 /4位
5月22日(神)甲子園●ハフ 2-3 /4位
5月23日(神)甲子園●マクガフ 0-1 /4位
5月24日(中)神宮●小川泰弘 1-6 /4位
5月25日(中)神宮●石川雅規 3-10 /5位
5月26日(中)神宮●高梨裕稔 8-10 /5位
5月28日(広)神宮●原樹理 7-8 /5位

5月29日(広)神宮●高橋 奎二 3-5 /5位

5月30日(広)神宮●小川泰弘 0-13 /6位

5月31日(De)神宮●ブキャナン 2-3 /6位

 

こう見ると、本当に長いトンネルに入っているなと思う…

 

5月12日には貯金が5つあったにも関わらず、借金は10になり坂道を転げ落ちるとはまさにこのことだ。

 

15連敗中、先発投手に負けが付いている試合が12試合。

こう言う時には何かに原因を求めたくなる所だが、実際には7・8回の失点も多く、先発投手の責任とは言い難い。

方や打線はと言うと、15連敗中48得点と1試合平均3.2得点を奪っている

もう少し得点が欲しいと言う方も居ると思うが、決して貧打が負けに直結しているとも言い難い。

 

個人的には、4月から5月にかけてヤクルトの調子が良かった時に、先発投手を早々5回・6回で降ろして逃げ切りを図る勝ち方のしわ寄せが来たとは感じているが、過去に時間を戻す訳にも行かず、毎日試合は続いていく。

 

選手が一生懸命やろうとすればやろうとするほど、するりと勝ちが逃げていく。

神も仏もあったものでは無い。

田畑投手コーチの顔が日に日に引きつっていくのがなんとも言えないが、投手が失点するときは打者が打たないといけないし、打者が打てない時には投手が抑えないとチームは勝てない。それが野球と言う相手より1点多く取ったチームが勝ちと言うスポーツだ。

 

しかしこうなってしまった以上、逆に“勘違い”も必要なのではないかと思う。

「チーム状態は悪くない!」

打者は「俺たちは打っている!」

投手は「俺たちはしっかり抑えている!」

 

10点取っても負けることもあるし、1点しか取れなくても勝てることはある。

そこに内容もへったくれも無いのである。

 

それで良いのでは無いか!

何か起爆剤やきっかけを求めてしまうため、打順を動かしたりして突破口を開こうとする。

監督の心理としては動くことで打開策を探るのは当然だが、ずっとAクラスに居たチームな訳だからなにもこの場に及んで、何かを変えなくてもと言う開き直りも必要な気がする。

 

このまま交流戦までに連敗が止まるかは分からないが、他力本願で相手のとんでもないエラーが決勝点で連敗脱出になるような気がする。

 

 

 現に日本ハムは5月26日の西武戦で、相手(中村剛也)のエラーをきっかけに逆転して連敗ストップ。

 

その次の28日のロッテ戦では2つ(中島卓・王柏融)のゲッツー崩れで勝ち越し点を奪い勝2連勝。

 

29日の試合は、前日ゲッツーを取り切れなかったロッテの二遊間(中村奨・平沢)が反省を生かそうとするも、中村は清宮の何でも無いセカンドゴロを丁寧に行き過ぎてエラー。

その清宮が二塁に進塁し、西川の遊直で帰塁の遅れた清宮を刺そうとした平沢が至近距離のセカンドベースに剛速球を投げてしまい悪送球、清宮が生還しファイターズは同点。

再び勝ち越されるも、田中賢介の起死回生の逆転ツーランで試合を決定づけて3連勝。

 

その翌日(30日)は、有原の完封投球に4番中田の1発、清宮の球団通算8000号のメモリアルアーチが飛び出し快勝。連勝を4に伸ばした。

 

31日のオリックス戦は、牽制悪送球、ファーストのエラー、押出四球、犠牲フライ、で4点を取って加藤の7回0/3までノーヒットピッチングで勝利し5連勝。

 

この流れを見ていると、チームの調子が良いと言うより、相手のミスからチームの状態が上がってきたように見える。

特に29日の田中賢介の逆転ツーランから一気に自分たちの力が結果に繋がるようになった。

ファイターズは力のあるチームだ。相手のエラーもゲッツー崩れも全力疾走からもらったご褒美のようなものだ。野球の神様はそういうものをしっかり見ているものだと信じたい。

 

話はヤクルトに戻るが、こんなことがきっかけでチームの調子があがってくることはある。

野球は、ボールが得点になるスポーツでは無く、走者が本塁に帰る事によって得点になるスポーツだ。

この原点が連敗脱出のヒントなのかもしれない。

それが全力疾走と素早い攻守の切り替えなのだと僕は思う。

打順を変えたり、エンドランなどの作戦よりも、まずは気持ちの良い野球しよう!

時には勘違いをして開き直って、他力本願でも良いのではないか!?

 

交流戦まで、あと2試合!

流れが変わる潮目だけに、野球の神様に見放されないようしたいですね!

 

f:id:saiyuki6:20190601085639j:plain

※全力疾走で野球の神様に愛された稲葉さんです。