野球観術

野球や組織論はいつだって愛情から始まる

脱皮する痛み

 

ここ数日間、最近感じたことないような体調不良に苦しんいでました。

大概、季節が冬になっていく10月~11月になることが多く、決して疲れているとか身体のどこかが悪いと言うことでは無く、恐らく自律神経が乱れて、自分の身体が言うことを利かない状態になっている。

前回のブログでは無いですが、結局は“心”の問題で一番難しい部分と向き合って改善していくしかない。

改善策を知らない若いころには、そんな状態が平気で1ヵ月くらい続くこともありました。

今は、自分の身体のことをよく知って、それを改善する技術を持っているからこそ、数日と言う短い期間で体調は元に戻すことが出来る訳ですが、最後まで治らないのは、やはり気持ちの部分(ネガティブな自分が最後まで顔を覗かせる)でここが自分の今向き合わないといけない課題なのだと思っています。

 

 

今日はこんな導入から始まったが、雨天中止によるゲームを除き、交流戦が終了。

ソフトバンク交流戦優勝で、予備日のゲームを残すだけとなった。

 

我がファイターズは全日程を終了。

8勝9敗1分 勝率:.471 で順位は7位と言う結果。

 

僕の予想は4位だったので残念な結果となった。

最低でも勝率.500で交流戦を終えたかったがそれは叶わなかった。

そして、この交流戦期間に、エースとクローザーを失うことになってしまった。

これは交流戦で負け越したと言う結果以上に、辛い現実を突きつけられたと言うのが正直なところだ。

 

良くも悪くも、オールスターまでの2週間、そして後半戦に向かって、戦力と言うのが決まった。

故障者もマルティネスがオールスター明けに復帰、平沼もそれくらいには復帰できるだろう。

秋吉の復帰時期が不透明だが、新たな故障者が出ることがあったとしても、交流戦までに戦って来たメンバーでシーズンを走り切る!そんなイメージを僕は持っている。

 

標題の“脱皮する痛み”と言うのは、

交流戦で弾みをつけたい!

故障者が全員帰ってきて、さぁ後半戦!

と言う目論みとは全く逆の状態からいかに脱皮できるかと言う趣旨で書かせてもらった。

 

ファイターズと言うチームは毎年、選手層が若い中で戦っていく。

交流戦前から交流戦前半までは、非常に良い流れだったが、ひとたび潮目が変わってしまうとその流れを押し返すことが難しい。

潮目は6月15日の対巨人の2戦目だ。

金子弌大が2回1/3までしか持たず、巨人の山口に好投を許した。おまけにこの日に山口から受けた死球がもとで、平沼は登録を抹消された。

 

経験豊富な金子がノックアウトされ、

交流戦期間で規定打席未満だが

打率.300、出塁率.417、シーズン通しての代打成功率が.333

と好調だった平沼のケガは大きく流れを変えてしまった感がある…

次のDeNA戦でエースの上沢が今季絶望となり、交流戦最後の試合、吉田輝星の投球で潮目を変えることにも失敗した。

 

4日間の休みを挟んで、ソフトバンクとの3連戦となる。

リーグ戦後、最初のカードが下位のチームだからと良いと言う訳ではないが、どうしても交流戦優勝チームとの対戦は嫌なものだ。

ましてやファイターズが常に意識するチームだ。

 

ここからは勝率.500で良いと言う戦い方はすなわち優勝できないと言うことを意味する。

2勝1敗ペース、もしくは大型連勝で一気に抜け出すことが必要になる。

 

エースとクローザーが不在と言うことを考えれば、どうしても攻撃に頼らざるを得ない。

“野球は本来投手を中心とした守り”と言うのが僕の考えではあるが、打って走って、チームの流れを変えるしかない。

 

僕としてはこの2人に頼る他ないと思っている。

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長打に頼る!

どうしてもこの2人の大爆発が必要!!

前後を打つ、西川・近藤・王の巧打者もこの2人次第で大きく状況が変わって来る。

脱皮の痛みとは、この他にあって下位打線の出塁にある。

若い清水・石川亮の両捕手は守備の負担が大きい。その中で試合に出続け.300前後の出塁率

中島卓、石井一成、渡邊、清宮あたりがしっかりスタメンに名を連ね上位に繋ぐこと、上位打線で返しきれなかった走者を一人でも多く返すこと。

打線が“線”として機能するためには大田と中田の爆発と若手の脱皮が絶対なのだ。

 

当たり前のことを言っているようだが、ソフトバンク楽天、西武と言うチームを追い越していくと言うことはそう言うことだと思う。

そう言うことと言うのは、大きな軸を中心に打ち勝つ野球をしなければならないと言うことだ。

 

ファイターズはここまで72試合を戦って

大田が2番スタメンに座った試合が64試合

中田が4番スタメンに座った試合が61試合

 

これだけ、ピッチャーに故障者がでることは予想外だとは思うが、

栗山監督は交流戦以後、打ち勝つことでしか優勝できない!そしてこの2人の右打者が2番と4番に居ることの必要性を分かっていたのかもしれない。

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打撃には得てして“生みの苦しみ”がある。

打線として、“脱皮する痛み”がしばらくあると思う。

打てなくて、上位のチームに勝ちきれない…

 

それでも監督・コーチ・選手・ファン、みんなが優勝を目指している。

僕自身も今の状態から脱皮する痛みを感じながら、優勝するために、どうかこの2人が打ちまくってくれることを祈って今回の更新としたいと思う。