どっちが良いとか悪いとかでは無く
先日、以前のブログでも触れたかもしれませんが、この映画を観てきました。
感動の連続!
と言うよりも、
ベタな(現実的な・刷り込まれた)男女の恋愛・結婚感が描かれた作品だった。
出演者目当てに観に行った訳だが、有名な小説家の作品なんですね(^_^;)
ペナントレースの順位はほぼ確定してしまったが、
野球でこんなシーンを想像してみよう!
試合は0-0の9回の裏
この回の先頭バッター(1番打者)が四球を選び、次のバッターは2番打者。
2番打者は初球でしっかり送りバントを決めて、1死2塁でサヨナラのチャンス!
球場の雰囲気はサヨナラを期待する空気で最高潮に♪
この後の打者がどうなったかはあえて考えないことにする。
野球を長く観ている人にとっては、先頭打者の出塁→2番打者の送りバントと言うのは、ある意味では刷り込まれているものだと思う。
この映画でも、奥さんや彼女の手料理が出てくる。
男性目線からすると(僕だけかもしれないが)、やはり女性に手料理を作ってもらえると言うのは愛情(仲良し)の証と言う描写なのかなと感じた。
これもある意味では刷り込まれている感はある。
これに関しては決して、
良い悪いと言う問題では無いと思う。
仮に、上記の野球のケースがファイターズだった場合、西川が出塁して大田泰示がバントと言うことは無い。
大田泰示には三振と併殺打と言う“不安”と西川を一気に迎え入れる長打力(期待感)の両方を持ち合わせている
今年の大田泰示の数字と、引退した田中賢介の2016年の成績を比較してみよう。
田中賢介に比べ、三振の数は2倍、併殺打の数は5.5倍だが、長打率も2倍近くある。
ちなみに比較している年の
大田泰示の打率が.289
田中賢介の打率が.272
を考えれば、ほぼ単純に上記の数字の比較で期待と不安と言う要素を考えて良いと思う。
先ほども述べたが、僕らのように野球を長く観ている者にとっては、送りバントと言うのはある意味で刷り込まれた安心感なのだと思う。
女性の手料理と言うのも男性にとっては(僕だけかもしれないが)、愛情表現としての安心感なのかもしれない。
先日のブログの中で
『栗山監督は一般的な考え方とは1歩も2歩も先に進んだ考え方をしている。』
と言う内容を記述したが、一般的な考え方とは、不安に裏付けられた“安心感”も基づくものだと思う。
上記のケースでは、三振や併殺打は最悪の結果だ。
それでも得点を取るための確率として、長打を期待し得点する確率を上げることを選択すると言うのは、ある意味では過去の習慣や、安心感から脱却することのように思う。
この大田泰示の2番については後日、
今シーズンの振り返りで詳しく触れることにしているが
これは本当に進んだ考え方だと思う。
ホリエモンこと堀江貴文氏は“ファーストペンギン”(ペンギンが群れで移動するときに最初に海に飛び込むペンギン)と言う表現をし、
かの有名な秋元康氏は“ファーストラビット”@AKB48
と言う曲(歌詞)を上梓している。
失敗するリスクを抱えながら、新しいことに取り組むことの難しさと言うのは、成功した者にしか分からないと言うこと、そして1歩も2歩も先を進んだ考えと言うのはなかなか理解されないことだと思う。
またそれは、
感情的なことから脱却することなのではないかとも思う。
話は逸れたが、僕は送りバントで手堅く進める野球も好きだし、ベタな恋愛ストーリーや、女性の手料理も好きですよ(笑)
送りバントや進塁打にも野球の神髄はいっぱい詰まっているし、女性は男性の胃袋を掴んだものが勝ちなんて言うしね(笑)
ただOPS(出塁率+長打率)を基準に展開する野球も魅力的だし、女性が仮にコンビニで買ってきた物を食卓に並べたら愛情が無いかと言えば、それもまた違うと思うし。
それは
どっちが良いとか悪いとかではない
と思う。
刷り込まれたものであっても、物事の本質であることもあるし
今回の映画を観てふとそんなことを感じたので更新することにしました(笑)
(余談)
この映画に出演していて
「この女優さんは野球同様に頭角を現すだろう」
と思ってドラフト候補に入れました(笑)
できれば3位くらいの指名で←
恒松祐里さん