【号外】ビヤヌエバ獲得!
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201912050000241.html
ファイターズが、今季読売でプレーした、クリスチャン・ビヤヌエバを獲得した。
早速、読売ファンの女性の友人に感想を聞いた。
こちらが
「活躍するかなぁ?」
と投げると、
「使い続ければ活躍するんじゃない?」
「良いところで打っているイメージかな」
と言う回答が返ってきた。
彼女自身も特別野球に詳しい訳では無いが、観に行っている試合数が非常に多いと言う点、そしてあまり事実を曲げずこちらに伝えてくれる人なので、その感想を基に、データ班としてビヤヌエバが来年ファイターズに貢献してくれるかどうかを検証してみた。
まずは、
「使い続ければ活躍するんじゃない?」と言う感想に対して
前提として、使われなかったのにはそれなりの理由がある訳で、セ・リーグとパ・リーグの野球の違いも含め未知数な要素があることは事前にご了解頂きたい。
ファイターズの外国人としてはレアードの活躍が最も記憶に新しく、同じ右打者であり(記事によれば)サードで使うと言う点で比較の対象になるのではないかと思い、とてもコアな数字を拾ってみた。
来日1年目の外国人で右打者の場合、右投手の外角のスライダーにバットが回ってしまい、疑心暗鬼になってストライクゾーンにすら手を出せなくなってしまうパターンが非常に多い。
レアードの1年目は典型的なそのパターンで苦しんだが、この数字を見る限り、ボール球の見極め率(ボール球を振らない率)はレアードとほとんど変わらないが、ビヤヌエバはストライクゾーンをしっかり振っていると言うことが分かる。
次はホットゾーンで比べてみる。
神様がデータを上げてくれているので、ありがたく拝借(編集)し
このブログでは初登場のホットゾーン!
以下、比較用に ↓
レアードは外角低めのボールを最も苦にしており、真ん中から高めのボールを得意とする典型的な打者だ。
逆にビヤヌエバは、ローボールヒッターで、かつ、ツボ(得意とするコース)のすぐそばに苦手なコースがあると言う傾向だった。
(いったいどういう配球で攻められてこうなったのかと言う疑問が・・・)
両方の選手の来日1年目の数字を比較して分かることは、
選球眼と言う意味では、ビヤヌエバの方が上で、友人が言うように「使い続ければ活躍した」可能性は高い選手と言える。
ちなみに、今年のレアードはボール球見極め率が73.37%と1年目より5%ほど改善されているが、ストライクゾーンスイング率はさほど変わらない。
要は、日本の野球に慣れてミスショットが減ったと言うことの表れなのだと思う。
話が少し逸れたが、選球眼は決して悪くなく、ストライクゾーンを積極的に振って行っていると言うことは、
日本の野球に慣れれば十分に活躍の目はある。
ホットゾーンを見て心配なのは、得意な低めに種を撒かれて(低めにボールを集めてファールを打たされて)、最後、高めの釣り球でやられてしまう(空振り三振になってしまう)のではないかと言うことだ・・・
次に、「良いところで打っているイメージ」と言う感想に関して、
得点力の低いファイターズにとっては朗報だが、
得点圏打率が.163と「論ずるに値しない」(=昔、原監督が監督インタビューで選手への不満を漏らした時の発言)数字で「良いところで打っている」と言うのはどこから来たのだろうかと、いろいろ見た結果、こんな数字が・・・
イメージだけで観れば、この数字が「良いところで打っている」と言うことになるのではないか?
もちろん試合状況による部分が大きいが、僅差の試合や、読売が負けている状況であれば、相手投手はセットアッパーやクローザーがマウンドに上がっている場面であり、この数字を安易に扱って良いものか?と言う感想を持った。
実際に、6月4日の楽天戦@楽天生命パークでの試合で9回にクローザーの松井裕から決勝の2ランを放っている。
友人の感想から数字を辿ってみたが、皆さんの感想はいかがだったでしょうか?
ち な み に ・ ・ ・
せっかく前回のブログで内野の守備についてのブログを更新したのに、状況が急変してしまうとは・・・
と言うことで、今年のファイターズの三塁手の成績にビヤヌエバを加えて比較をしてみた。
単純に当てはめれば、
一番安定していると言うことになる(笑)
果たして、どんな活躍を見せてくれるか!
僕は数字を追って行った結果、期待をして良いのではないかと思う!(高めの釣り球だけが心配・・・)
ファイト!!
えーと・・・コールはクリスになるのかな?
以上号外でした♪