野球観術

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化学変化を期待する選手達③

 

化学変化を期待する選手達シリーズ第3回です。

 

 

saiyuki6.hatenablog.jp

 

 

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新人合同自主トレも始まり、キャンプまであと2週間となりました。

 

淺間選手がケガをしてしまったと言う、残念なニュースも入って来ましたが、日本シリーズまで進出すると、11月初旬までの、

ある意味“マラソン長距離走

な訳で、憂いず前に進んで行くチームを応援したいですね!

 

今日のテーマはショートのレギュラーを狙う2人の選手!

石井一成VS平沼翔太と言うテーマです!

 

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Photoshopと言うソフトに初挑戦!

昔、Photoshopって女性の顔を修正するソフトだと本気で思ってた人間です←失礼 

 

では、2人の経歴を見て行きましょう!

 

石井一成

作新学院早大北海道日本ハム(2016年ドラフト2位)大卒4年目

 

平沼翔太

敦賀気比北海道日本ハム(2015年ドラフト4位)高卒5年目

 

入団は平沼の方が1年早く、投手から内野手へ転向と言うことを考えると、大卒2位で鳴り物入りの遊撃手として入ってきた石井と、ここでレギュラー争いをするとは、誰が想像しただろうか!?

 

ここで多くの方が思うことがあるのは分かってます!

中島卓はどこ行ってんねん⁉と・・・

 

過去のブログでこんな話をしました!

 

saiyuki6.hatenablog.jp

 

 

攻撃的センターラインの話です

 

これはどっちが良いとか悪いとかでは無くファイターズが本来得意としていた守り勝つ野球に対して、少なくとも今のパ・リーグは攻撃的な野球=打高投低のトレンドでシーズンを戦う必要がある訳です。

 

長いシーズン、打線が湿りがちで投手が頑張っている(=虎の子の1点を守る野球を展開しないといけない)時や、昨年のクライマックスシリーズ日本シリーズを観ていてみなさんも感じられていると思うが、短期決戦での投手を中心とした守りの野球を全面に押し出そうとする時中島卓の存在は絶対に必要になってくる。

 

と言う前提のもと、話を進めていく。

 

ち・な・み・に

皆さんは

石井一成 派?

それとも

平沼 派?

 

さてさて本題へ!

 

先日、“ファイターズの野球”に詳しい編集会議のメンバー4名で開幕スタメンを予想した時、ショートの開幕スタメンは石井が3人・平沼が1人でした(1人は平沼をサードで開幕スタメン予想)。

 

根拠もお話頂いて「さすが、野球を良く知っている方々だな」と感激してしまったのだが、

現状、守備力と言う側面から見ると、石井の方が上なのは多くの方が感じられていると思う。

 

そのうえで、攻撃的な側面で昨年のデータから、どちらがレギュラーとして相応しいかを見て行こうと思う。

 

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主だった打撃成績を比較してみると、大きな差はあまりない感じはするが、長打と言う面においては石井の方がやや優勢

昨年、札幌ドームのフェン直の打球がそのままフェンスに挟まる“珍事”があったが、まさにああいう打球が石井の真骨頂であり、大きな魅力である。

ファーム(2軍)ではあのような打球を試合で連発しているので、レギュラーまであと1歩なのだ。

 

今回、“レギュラー争い”と言うテーマだが、レギュラーとは試合に出続けることを意味する。

多少の休養はあるにせよ、レギュラーである西川や近藤が、相手の予告先発投手次第でスタメンを外れたり、左殺しの中継ぎが出てきたところで、代打を送られることは、まず無いと言って良い。

 

そこでこんなデータが

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石井も平沼も左打者で中距離ヒッターと言う面で共通している。

対右投手の打率が.235と同じ数字なのに対して、対左投手の打率が1割近く平沼の方が良いのだ。

 

昨シーズン、平沼のところに左投手をぶつけられると、栗山監督はすかさず右の代打を平沼に送っていたが、僕にはどうもこれが疑問だった。

 

左投手には強いのだ。巨人(現ブルージェイズ)の山口から死球を食らうまでは、左投手に対する相性の良さは特筆すべき内容だった。

 

それを考えると、打撃と言う側面においては、

平沼の方が“レギュラー”に相応しいと感じるのだ。

 

もちろん、ショートと言う守備の比重が大きいポジションなので、打撃だけで決めることはできないが、昨年の渡邉諒のように試合に出ながらうまくなっていって、レギュラーを掴むためには相手投手次第でスタメンを外れたり、代打を出されてはいけない。

 

その点では平沼のレギュラーへの道は開けていると言える。

 

そしてもう一つは性格的な部分だ。

平沼は福井県の強豪校である敦賀気比高校では投手でクリンナップを打っていた。

ある方の話によれば、監督から「こういう打撃をしなさい!」と言われても、自分のスタイルを貫く頑固さを持っていたと言う。

また、平沼が3年生での最後の甲子園の試合(投手で先発)を現地で観ていたが、序盤に打ち込まれて、レフトのポジションに回る時のあの悔しさを露わにする姿や、打者として「何がなんでも取り返すんだ!」と言う気持ち(強引に引っ張って引っ掛けてしまっていたが)の強さがスタンドから見ていても強烈伝わってきたのを今でも覚えている。

 

平沼のいつかのインタビューで過去の自分に対して、「今は素直にいろんな方のアドバイスを受け入れられるようになってきた。」と話しているのを聞いて、これは心強いなと思った記憶がある。

 

若い頃の田中賢介に、少し似ているかなとも思う。

 

筆者は、

選手では石井一成が推しメン

であり、彼には頑張って欲しいとは思っている。

彼の、“ちょっと控えめだけど調子に乗ると前面に出てくる性格”が好きで応援している。

“結果を出しているから好き”と言うのが推しメンとは違うと言うのは、アイドルヲタ時代から変わっていない。

 

この性格が正反対の選手がレギュラーを争うことで、化学変化が起きると言う願いを込めて、今回のテーマとさせてもらった。

 

何かあっても後ろには中島卓が居るんや!

ショートにはこだわらない!

渡邉やビヤヌエバを追いやってでも、栗山監督に使わせるくらいの2人の個性を前面にぶつけあって欲しい。

 

また、長くなってしまったが、今回の3回のテーマは終了です。

ありがとうございました。