ファイターズの4番は〇〇 ~前編~
いよいよ紅白戦も始まり、選手たちのサバイバルが始まりました!
栗山監督が就任してから、今まで一度も話題として上がって来なかったことがある。
それは「4番争い」だ。
栗山監督が著書の中で、“4番”では無く“四番”として表記し、独特の感覚で4番というものを解釈しているが、今年は「(中田)翔が四番!」とは公言していない。
それは清宮の存在であったり、大田泰示の存在が中田翔を脅かす存在として、4番を競わせるという状況になったと言えるだろう。
今季、ファイターズの4番は誰なのか?
いろんな側面から考えてみたいと思う。
そもそも4番とはどんな存在か?
栗山監督が「チームを勝たせる選手が四番」と著書やインタビューの中で述べている。
一般的には、ホームランが打てる、チャンスに強い、と言うイメージだろうか。
その他にも、苦しい場面での一打や、相手チームに与える威圧感など感覚的な要素も含まれてくる。
それでは2012年からファイターズの4番としてチームを引っ張ってきた中田翔の成績を初めて100打点を超えた2014年から振り返ってみる。
栗山監督就任後、賛否がありながらずっと4番を務めてきた中田翔の数字というのは、改めてすごいと感じる。
6年間で100打点超えが4年と言うのは、なかなかできる数字では無い。
打率は.250前後ではあるが、歴史を見れば中田翔の4番と言うのは、ファイターズの代名詞と言っても良いのではないだろうか?
去年の開幕戦懐かしいよね・・・
その代名詞を置き換えようとするのだから、それなりのリスクと打線の地殻変動が起きるのは間違いない。
そして、中田翔にも意地があるだろうし、栗山監督が最後の年と言われる今年のシーズンで、どんな采配を見せるのか。
皆さんが監督であれば、誰をファイターズの4番に選ぶだろうか?
中田翔?
大田泰示?
近藤健介?
僕は全ての可能性があると考えている。
中田翔は過去に文句なしの実績を残している。
「まだまだ譲らん!」と言ったところだろうか・・・
大田泰示は絶好調時には手が付けられないと言う、ある意味、中田翔に近しい傾向がある。
昨年の4月24日に1試合5安打と言う離れ業をやってのけているのがその象徴。
清宮は全くと言っていい程、実績はないが、4番を打つ“雰囲気として系譜”を持っている。
彼特有の“バッティングの柔らかさ”が出てくれば、その椅子も決して違和感のないものになるだろう。
確率論的に言えば、4番目の打者として、こんちゃんの存在も面白いかなとも思う。
もちろん前後の打者との兼ね合いも大事になってくる“つなぎの4番”だ。
そして、過去の動画で僕は王柏融を4番目の打者として使うことで化学変化が起きるというブログを更新しているので、少し矛盾が生じるかもしれないが、
栗山監督が選手起用をする時に、必ず言うことがある。
それは
「チームが1番勝ちやすい形なのか?」
次回、四番が誰であれば
「チームが1番勝ちやすい形なのか?」
と言う点に絞ってファイターズの4番が誰になるかを予想していこうと思う。
~次回へ続く~