(ファームレポ)夢と希望を見い出せ
気温が20度を下回ると「すでに冬だ!」と言い張る、寒がりの筆者です。
と言うことで前回に引き続きファームレポ
10月13日の鎌ヶ谷スタジアムでの対東京ヤクルト(美女木軍)戦を観戦!
どうやら今年は、観戦2戦目にして今季最終観戦になりそうです←憎き新型コロナ
2020年10月13日 @鎌ヶ谷スタジアム
試合時間3時間15分
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ヤ 0 0 4 1 0 0 1 0 0 6 14 0
日 0 0 0 0 0 2 0 2 0 4 8 2
勝:金久保
負:北浦
S:中澤
ヤ:金久保‐坂本‐近藤‐中澤
日:北浦‐𠮷田(侑)‐斎藤‐ロドリゲス‐村田‐福田
〈戦評〉
ファイターズ先発北浦は終始不安定な投球で3回に東京ヤクルト打線につかまり、連打と四球で1死満塁とされると、ライトの白村が6番古賀のなんでも無いフライを落球し1点を失うと、さらに適時打などで4点を失う。
ファイターズは6回に途中から守備についていた高濱がレフトへのツーランホームランで反撃すると、8回に4番野村の適時打などで2点を返すも、中盤の失点が響き、僅差の勝負をものにできなかった。
〈今日のMVP〉
東京ヤクルト先発の金久保投手
力のある140km/h中盤のストレートを中心にファイターズ打線を翻弄。
3回までで打者9人に対し5つの三振を奪うなど序盤は付け入る隙が無かった。
6回、打者21人対し、被安打4、与四球1、奪三振6、失点自責2
と堂々のMVPだ!
〈今日の独り言〉
北浦
ストレートの制球が定まらず、変化球も腕の振りが緩んだところをきっちり捉えられ、4回、打者24人に対し、被安打9、与四球3、奪三振3、失点5自責4(筆者の独断)
と完全に打ち込まれた。
失策が絡むなど不運な部分もあったが、制球面、緩急の面で課題を残した。
昨年一昨年に比べて、カーブの制球力は向上したが、特に緩急をつける投球スタイルなので、リリースの改善と打者の打ち気を察する洞察力は、打者との駆け引きも含めて、レベルアップが必要だと感じた。
恐らく見納めと思われる投手。
MAX:135km/hの全力投球は観ていて痛々しかった。
故障続きでドラフト1位の面影は全く無かった。球団との密約などが囁かれるハンカチ王子だが今後はチームのために様々な貢献をしてくれることを願うばかりだ。
ロドリゲス
左膝軟骨除去手術を受けて戦線を離脱していたロドリゲスが初の実戦復帰。
手術明けと言うことで、まずは復帰できたことが良かったと感じる。
失点はしたものの今期中に1軍のマウンドで観れる日を祈っている。
(このカメラはネットが弱点)
福田
不調から2軍落ちしていた福田だが、昨年の今頃に比べれば、1軍での経験からの自信をのぞかせる投球だった。
制球力がモノを言うタイプの投手なだけに、更にコントロールを磨いて常時1軍の戦力として活躍して欲しい。
宮田
7回にホームでの捕殺を記録するなど守備で貢献した。
捕殺の場面で他の走者の動きや、中継をするかの判断も含め、どこまで回りが見えていたのか、その辺も含めて高いレベルで野球が出来れば、支配下も夢ではないと感じる選手だ。
野村
実戦復帰後、好調をキープしていて、今日もバットを折りながらのタイムリーできっちり仕事を果たしていた。守備でも痛烈なゴロを前で止めて、ホットコーナーとして1軍復帰へ前進している感じだった。
片岡
俊足好守の外野手が求められる中、大卒で獲得した選手だが、打撃にかなり難があり、今日も2三振と当てるだけのセカンドゴロ2つと全くいいところ無し。
今日のワースト選手
白村
2安打と気を吐くも、3回にとんでもない失策を犯し、北浦の足を引っ張ってしまった。
左投手に対する対応など、課題はまだまだあるが、強肩強打の外野手に大化けするためにも時間が無いぞ!頑張れ白村!!
以下ヤクルト
武岡
高卒1年目ながら1番ショートで出場
1安打2四球と3回の出塁でリードオフマンとして素晴らしい活躍。
守備も難なくこなしていて、着実にプロのレベルに適応しているなと感じた。
長岡
地元千葉県八千代松陰高校出身と言うことで、一番の人気選手だった。
ファイターズOBであり、八千代松陰OBのTDN(多田野数人氏)も応援に駆け付けていた。(なにかお土産をもらってましたが、かなりの神対応でした)
塩見
相変わらず2軍では格の違いを見せつける野球をする選手。
今日も3打数1安打1打点と1軍の壁を早く破って欲しい選手だ。
中澤
1軍を経験しているだけあって9回に貫禄のクロージングを見せた。
やはり、こう言った投手はレベルの高さがマウンド上での雰囲気やボールの質に表れるなと改めて感じた。
〈今日の鎌ネタ〉
前回に引き続き横尾さん(6番ファーストで先発出場)に登場してもらいます。
1回表、ファーストゴロでピッチャー北浦へのトスが大きく逸れるも公式記録員の判定はヒット。
5回には痛烈な正面のゴロをヒラリとかわし、ライト前に後逸、打球に触れていないのでこれも記録はヒット。
まぁひどい一塁手!
ホットコーナーを守っている1軍の選手とは思えないとんでもないプレー。
満場一致の認定エラー!!
来年は石井家のお米を使ったおにぎり屋さんの開業があり得るかも、イメージキャラクターも球団から買い取れば良いし←
〈感想〉
1軍が暗黒期へのトンネルへ入りかけている今、夢と希望はこのファームの選手達にあると言っても良い。
ただ、1軍での不公平な選手起用が目立つ中で、ファームの選手達のモチベーションが心配になる。
栗山監督曰く、「野球は不平等を教えるスポーツ」
これは僕も同意見だが、
そんな中でも、野村は将来の主軸として、自覚を持って野球に取り組んでいる印象だった。
しかし、みんなが期待している、田宮も1軍でのプレーにはまだまだ力不足だし、「次は俺が1軍だ」と言う気概を見せてくれる選手が居なかったことも残念でならなかった。
夢や希望は自ら見い出すものであり、与えられるものでは無い。
むしろ、プロ野球選手はそれを与える仕事であると栗山監督は述べている。
野村が見せてくれたように、強い気持ちと高い技術こそが、1軍の舞台へ上がれる要素であり、僕のように見ているだけのファンも、チームが良くなることを祈る前向きな気持ちと、高い“野球観術”こそが本当の野球ファンであり根強いファイターズファンだと思う。
そんな想いを記し、今日のファームレポとしたいと思う。
長文にお付き合い頂きありがとうございました。