コロナの刃
最近、職場の至る所に『鬼滅の刃』の商品が陳列されているのが目に付く筆者です。
(鬼滅の刃のことはよく知りません…)
ファイターズは球団の公式発表で、名護及び国頭キャンプを無観客で行うことを決定した。
球団、監督、選手、スタッフ、プロ野球に関わる全ての人達は、無事にシーズンが開幕し、シーズンを完走できるよう、頑張って欲しいし、それを全力で応援したいと思う。
この度、千葉ロッテマリーンズの清田育宏選手が、無期限の謹慎処分を受けたが、
この報道をどうとらえるか?
これは、新型コロナウィルスに対峙する上で、結構大切なことだと思っていて、この報道を、不倫報道として捉えているとしたら、それは、日々報道される感染者数に振り回され、自粛警察と言う間違った正義を纏(まと)い、政府や東京都を批判する側に回ることと思う。
これは個人の価値観だから、良し悪しの話をするつもりは無いが、僕の捉え方はこうだ!
ロッテ球団の管理不行き届き、選手の自覚の無さ、虚偽報告の悪質性、いろんな捉え方があっていいと思う。
その上で僕は、
この不倫報道を週刊誌にリークした、不倫女性の友人が悪いと思う。
リークした本人は、友人が清田選手にひどい目に遭わされたことを明るみに出すことで、正義感にあふれているかもしれないが、この人は、結果として友人を傷つけ(報道されることでこの女性も叩かれる)、清田の妻子を傷つけていると言う認識があるのだろうか?
僕は不倫とか浮気は、好き勝手にやってもらったら良いと思う派だし、(結婚していても)人を好きになってしまうことは自然なことだし、家族のことだから外野がとやかく言うことじゃない。
こうやって不倫報道を面白がる人が多く居るから、こう言った記事に価値が出るわけだし、そこで「不倫は悪だ」とか言っちゃう人は、コロナ禍では自粛警察側に回るタイプであり、物事を批判する側に回る。
大阪の吉村府知事が、突貫でコロナ専門病棟を作った時の話だが、医師や看護師が不足している所謂“見切り発車”の状態でスタートした。
この時、相当のバッシングがあったし、自衛隊に支援を依頼した時も、医療崩壊だと叩かれた。(大阪都構想の問題があったのも確かだが…)
いざ、年が明けて一都三県に端を発した“緊急事態宣言”が全国に広がりつつあるが、これを受けて、東京都は場当たり的に公立病院を中心にコロナ専門病棟を作ると言いだした。
これにより、小池知事は批判をされているが、
僕が非難されるべきは、昨年に吉村知事を批判した人達
であり、
大阪府の取り組みが全面的に支持されていれば、(冬になり新型コロナウィルスが流行する前に)東京都も速やかにそう言った取り組みに着手した可能性が高いからだ。
小池知事は、そう言った(世の中の風潮に対しての)嗅覚に優れているから、大阪に負けじと良い意味で強引な手段で医療改革をしたかもしれない。
(ちなみに僕は小池都知事のことは大嫌いです(笑))
僕は各分野の専門家では無いが、昨年から新型コロナウイルスに対しては、
“医療崩壊”と“社会的許容”のバランス
だと言い続けてきた。
だから、緊急事態宣言が発令された後も、人の動きが鈍化しなかったことや、サイゼリアの社長が「ふざけるな」とコメントしたことは、ある意味大歓迎だ。
こう言うことを言うと、誰も医療崩壊しても良いなんて言ってないのに、
「医療が崩壊しつつあるのに、大歓迎とか頭悪いの?」
とか言ってしまう人が出てくる
(良い大人なんだからさ…)
医療については、政治が手を打たなかったことで、医療従事者や関係者に多くの負担がかかっていることに関しては、頭が下がる思いだ。
しかし、この社会的許容がなければ、今後、医療の負担が軽くなることは無い。
ワクチンが出てきた時に、この社会的許容が本当に重要になってくる。
(なんかワクチン担当大臣が設置されたとかしないとか…)
今回の記事は、
時事ネタを切ることが目的では無く、物事の捉え方の話で、批判の仕方を間違えると、物事が間違った方向に進むと言うことが言いたいのだ。
吉村大阪府知事を批判した人が、医療崩壊を後押しした(招いた)と言っても過言では無い。
これから、キャンプが始まり、シーズンが始まるにあたって、感染者出ることは不可避だと思う。
そこに感情に任せた批判が集まれば、NPBや各球団が、正しい判断や決断を下せなくなる。
そう言った感情に任せた批判をする人は、正義感に満ちているかもしれないが、結果シーズンの進行を妨げる存在になる。
と言ったことを僕の思考の大前提として、次回以降ファイターズの今シーズンの展望を更新していこうと思います。
(たぶん今年は野球の見方が一層変わると思う)