キャンプの見どころ
ファイターズの今年のスローガンが
こんなイメージしか描けない筆者です。
ナイターのお供にビールとイチカラ(っと揚がった)唐揚げと言うファンサービス←
今日は、
キャンプの見どころと言うテーマでお話をしたいと思います。
参加選手は以下の通り
この時期は、ルーキーや若い選手達、いわゆる新戦力に期待が集まる訳だが、シーズンが始まれば、「期待していた時期もあったな…」と思い出話になってしまうことが多い。
と言うことで、
ファイターズの昨年の課題を“野球観術”目線でおさらいをしていこう。
①誰もが認める守乱
②クローザー不在とイニングイーター
③長打力不足と得点力
これを踏まえて、キャンプからオープン戦にかけて着眼点を整理していくと
①に関しては
どう言った練習メニューが組まれているかと言うことと、ノックを受ける選手のポジションだったりする。
内野手の連携に時間をかけているか?や個人練習で各選手が割いている守備練習の時間の割合。
1軍スタートになっている石井一成や野村佑希のノックを受けているポジションがどこか?と言ったところだ。
②は秋吉、杉浦、ルーキーの伊藤大海をどうやって使っていくか?
有原が抜けた部分を、誰がどうやって埋めていくのか?
紅白戦からどう言った順番で投手をマウンドに上げるかがヒントになってくるだろう。
③長打を期待される選手が、シート打撃でどのような打球を飛ばしているのか?
特に清宮・野村・今川あたりは、相手投手云々の前に、打球の質によってどれくらい長打を期待できるかの予測が立てられる。
僕はそもそも論として、昨年くらいからやっているファイターズの野球に疑問を持っていて、
その方針の中でどうやって試合に勝つか?
と言うことと、
ファイターズが強かった時にように
守り勝つ野球をするにはどうしたらよいか?と言うことを考えながら、試合を観ていた。
2023年のエスコンフィールドでの北海道日本ハムファイターズを見据えた、2021年・2022年シーズンになりそうだが、野球だけに限らず、
勝負事の基本は、
“負けないこと”
だと思う。
シーズンオフは様々な分野のことについてインプットすることに時間を割いたが、どうやら、会社経営にしても何にしても勝負事は、“負けないこと”を前提にしているし、過去の歴史において“兵法”においても、いかにして負けないことを説いている。
栗山監督!何やってるんだ←5位は負けだろ!?
だから“野球観術”目線での“おさらい”も、①~③は守り勝つための順番で振り返っている。
栗山監督が原点に帰ると言っていたが、
野球の大きな基本は、9イニングが終了した時点で相手より得点を多くとった方が勝利者であり、その得点は3つのアウトを取られるまでに走者がホームベースを踏むことによってのみ認められる。
逆に、9イニングが終了した時点で相手より失点が少なかった方が負けることは無く、失点は走者がホームベースを踏む前に3つのアウトをどうやって取るかと言い換えることができる。
(中日時代の落合監督は1勝0敗139分を目指して準備をしていたと言う)
変な話だが、攻撃と言うのは、相手の捕手が打者の狙いを外すサインを出して、投手がボールを投げることでインプレ―が始まる。そして、バットと言う道具を使って打ち返す。
その結果が、30%の確率で優秀とされる所以だ。
守備に関しては、バッテリーが主導権を持ってインプレ―を始めることが出来るし、守備率は30パーセントで優秀とはならない。
イメージしていたプレーを実現しやすい確率は守備の方が圧倒的に高いのだ!
得点は走者がどうやって3つのアウトを取られるまでに、ホームベースを踏むか?と言うことを目的としたときに、
ファイターズは“長打”と言う部分に着眼し、その不足を補うことを方針として決めた。
これは守備力の低下と表裏一体なので、難しい部分なのだが、盗塁の有益性(失敗した時のリスクなど)が見直される現代野球では、どうやら長打は外せない要素であることは間違いない。
(だから、僕も課題として挙げさせてもらった)
キャンプ・オープン戦では、どの選手を使うか?と言うことが注目される。
栗山監督が選手が“らしさ”を出すことが1番だと言うのも、もちろん賛成なのだが、
スーパーマーケットの業界にLSP(Labor Scheduling Program)と言う言葉がある。
これは作業に人を当てはめると言う、ものすごく無機質なオペレーションシステムなのだが、これが日本のスーパーマーケットの実情になかなか合わないのも事実だ。
(主に欧米ではこれで効率化を図っている)
ファイターズもアメリカかぶれなら、球団・監督がこの野球をやると言うオペレーションに対して、そこに選手を当てはめていくと言う手法もありだと思う。
そう言った視点でキャンプを見ていけば、ファイターズがどんな野球をやろうとしているのかが見えてくる。
決してそのやり方が正解かどうかや、実際に勝てるかどうかと言うのは、別の問題として考えれば、キャンプと言うのは違った見え方に見えるのではないだろうか?