野球観術

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2018年ドラフト会議プチ展望 ②

ドラフト候補の東都大学野球の1部リーグ

 

10月9日と16日に神宮球場東都大学野球の1部リーグを観に行ってきました。

決して、ドラフト候補の選手を観に行ったわけではなく、野球を観る練習をしに行くのが目的だったのですが…(笑)

 

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すでに報道で、東洋大学の上茶谷君、梅津君、甲斐野君が注目されていますが、9日の東洋大学の先発は梅津君。

☆この日の梅津君は7回2/3を4安打1失点と安定感抜群。抑え登板をした注目の甲斐野君が、9回に駒沢打線に捕まり、サヨナラ負け。

ドラフト1位候補リレーも貧打の東洋大打線が援護出来ずの展開でした。

 

この日、國學院大學亜細亜大学の試合も開催されていて、2人の素晴らしい選手を観ることができた。

一人は國學院の清水君(投手)ともう一人は亜細亜大学の頓宮君(捕手)だ。

どちらの選手も、ネットで調べるとドラフト1位候補に挙げられていました。

清水君は8回2/3回5失点もコーナー、特にインコースへの140km/h台後半のボールは格別なものがありました。

そしてそんな清水君から2本塁打5打点を叩き出したのが、亜細亜大学の4番、頓宮君でした。

2打席目にセンターバックスクリーンへ、ツーランホームラン。

3打席目は見逃し三振に倒れるも、11球を清水君に投げさせ、迎えた第4打席にライトスタンドへ逆方向となるスリーランホームランとチームの全得点をたたき出す大暴れぶり。

彼の打撃は、パワーもすごいし、バッティングに柔らかさを感じた。特に、11球投げさせた第3打席はいろんな球種に対してもアジャストし、痛烈なファールを打っていたのが印象的でした。

そこで、見逃し三振に仕留めた清水君もさすがだと思いましたし、素晴らしい勝負を見せてもらいました。(ドラフト候補同士の対決と言うのは後から知りました(笑))

 

ちなみに清水君は16日のゲームでは9回6安打2失点12奪三振と快投。(対東洋大

頓宮君は3打数0安打と結果自体は正反対のものでしたが、能力の高いプレーを見せてもらいました。

 

上茶谷君を観れなかったのが残念です…(泣)

 

ここに記述しているのは、12球団の指名候補のほんの一部だが、やはり将来性も見据えた上で、選手をピックアップするスカウトの仕事って本当にすごいなと思う。

僕らファンが好き勝手言うのとは違う。

逆に言えば、好き勝手言うのが仕事っていうのはあるけど(笑)

 

まぁ活躍している選手に札束を積んで獲得することが、いかに楽かが分かる。

でもFAで獲得した選手で活躍した割合ってどれくらいなんだろうね…(-_-;)

 

そして最近大学野球を観るようになったけど、やはり高校生のレベルとは全然違いますね。

 

先日、ファイターズの栗山監督が神宮球場に東都大学を観戦したと報道がありました。(会えなかったのが残念です(泣)

そこで目に留まった選手は、もしかしたら指名がかかるかもしれないですよね。

 

ヤクルト、日本ハムで活躍した稲葉さんは法政大学時代、六大学野球の対明治大学戦で、当時明治大のヒーローだった野村克則(プロでの登録名はカツノリ)をヤクルト、阪神楽天で監督を歴任したノムさん野村克也)と奥さん(サッチー)で観戦に訪れた試合(要は息子の試合を見に来てた訳です)で2本のホームランを放ったと言う。

稲葉さんの大学4年間の通算本塁打数は6本。そのうち2本がプロ野球の監督の前で飛び出した訳です。

そしてその年のドラフトで、ノムさんが「あの法政の4番えぇなぁ」と言って、全く指名の予定が無かったにも関わらず、稲葉さんはドラフト3位でヤクルトに入団したわけです。

 

話を戻すと、そんな指名の可能性がほとんど無かった稲葉さんですら、大学の4番を打っていた訳だ。

(プロに行くと言うのがいかに大変かと言う意味です(;^_^A))

やはりプロと大学、大学と高校には相当のレベルの違いがあるなと、実際に見て、そんなエピソードも思い出してみて、改めて感じますね。

 

そして、その中でプロのスカウトや監督の目の前で活躍することの“運”みたいなものも必要と言うことだから、やはりプロ野球の世界と言うのは狭き門で、そこから活躍できる選手は十数%しか居ないのだから、選手にとってもスカウトにとっても厳しい世界ですよね…

 

そんな素人君の注目した選手が、25日のドラフト会議で指名されると嬉しいですよね。

今年はいったいどんなドラフト会議になるか楽しみです。

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