野球観術

野球や組織論はいつだって愛情から始まる

清水優心の成長と石川亮

 

リスナーさんにしゃべり方がスーツさんに似てきたと言われて少し嬉しかった筆者です。

※スーツさんとは鉄道系YouTuberでとてつもない大きな規模のチャンネルです。

 

正直な話をすると、YouTubeだけに限らず、基本的には模倣によって物事は成り立っているので、真似できるところは真似してクオリティーを上げる努力をするのは当然のことだと思っています。

 

さてさて、9月8日の札幌ドームでのゲームで、どうしても書きたいことがあったので、乱筆ではありますが、気持ちが乗っているうちに記したいと思います。

 

試合結果は

日本ハム0-8楽天

と結果的には完敗。

 

ただ少なくとも僕の目には、7回表2死までは接戦だった。

 

ファイターズの試合をここまで、76試合実況生配信させてもらって、キャッチャーのリード等の解説を交えてお話をしているが、僕自身も考え方が変化(成長)しているなと感じている。

 

このブログを読んでいらっしゃる方も感じられていると思うが、後半戦、清水のリードが見違えるように良くなっている。

 

もちろん結果として、チームの勝ち数は上がっているし、清水がマスクを被っている時の防御率は改善されている。

 

これも踏まえて、この試合前に、生配信で

「前日の試合展開から考えて、劣勢の展開で8回・9回が勝負になってくる」

と言うお話をさせてもらった。

 

2・3点差のビハインドの展開でも今のファイターズであれば跳ね返す力が付き始めていると言うことと、どうしても楽天が戦い方を変えてくるだろうと思ったからだ。

 

そんな中、先発の上沢は絶不調で、ストレートに力は無いし、きわどい所を狙っても外れてしまう、カウントを取りに行くボールは全て甘く行ってしまう。

 

こうなると捕手のリードは一層難しくなる。

 

僕が生配信で過去に話をしていたことと少し変わったなと思ったことは、

僕も清水と一緒に成長しているなと言う所だ。

 

ゲームプランを考えて、その中で、どうやって配球していくかが、僕も仮説として組み立てられるようになってきた。

 

今までは、その場面、そのイニング、をどうやって最少失点で抑えるかに重点を置いていたが9イニングを踏まえて、プランニングすることが少しできるようになった気がする。

 

もちろん、僕は野球を一切やったことないので、素人の戯言なのは分かっているが、配信者の立場として、伝える部分として許して欲しいと思う。

 

話を戻そう。

絶不調の上沢が打たれたパターンは、初球に際どいコースを狙って、それが外れてボール先行になる。

そしてカウント取るために真っすぐを投げても、フェアゾーンに打たれてしまうし、変化球も甘くなる傾向だった。

 

そこで終盤勝負ならば、3点くらいは取られる覚悟で配球して、その都度リードを変えて行けばいいと考えて、

初球は甘いボールでもいいからカウントを取る。それが、真っすぐなのか、変化球なのかは、清水が判断する訳だが、こんなに難しいことは無い。

 

初球なので、1球様子を見て相手の反応を確かめることは出来ないし、前の打席の内容を加味するにしても、全て強振されている状況。

まして、その(サインを)出した球種がバッターに合ってしまえば、長打は免れない。

下手したら数球で失点なんてことも出てくる。

 

僕の配球はこうだった。

初球は緩いスライダーかナックルカーブをド真ん中に投げて、ワンストライクを取る。

そこからボールを散らして3ボール1ストライクを目掛けてリードする。

その中で、1球でもファールを取れれば、追い込めるし、真ん中を中心に散らすので、コントロールはアバウトで良いし、バッターの打ち損じでアウトが取れる可能性も出てくる。

緩い球から入れば、次の真っすぐは早く見えるし、上沢は球種も多いから、タイミングを外せる可能性も高くなる。

 

 

口で言うのか簡単だが、打たれれば

「初球から甘いボールを投げやがって」となる。

 

そんなリスクを抱えながらのリードだったが、5回・6回はそう言ったリードが上手くハマっていた。

なんとか3失点にまとめた←

 

初球の入りが難しいと言うリスクに、清水が打ち勝ったと言う意味では、ものすごく意味のあるゲームだったと思っている。

 

もちろん、調子が悪い中6回3失点だった上沢は立派なのだが、そんなバッテリーの苦労をふいにしたのは、内野手のエラーだ。

 

いわゆる冒頭に書いた7回表ツーアウトまでと言ったプレーだ。

あそこで石井一成が落ち着いて送球して、Rロドリゲスがしっかり捕っていれば、ゲームプラン通りだった。

もちろんそれが無ければ、勝てたなんて言わないし、全てを彼らのせいにするのは違うと思う。

 

でも、成長過程にあるキャッチャーにはあまりもの辛いワンプレーだった。

 

仮に、打線があの3点を跳ね返せなくても、ここ最近はチームの平均得点は4点弱あるわけだから、相手が山本由伸とかであれば別だが、3失点を許容するのはバッテリーとしては当然で、清水(バッテリーミーティング)のゲームプラン通りだったと言える。

#それってあなたの感想ですよね?

 

そこで、同点ないし、逆転していれば、清水にとって何よりの自信になるし、大きな経験になるはずだった。

 

一方的なゲームだったが、そんな清水の成長を感じた一戦だった。

 

石川亮のリードが相手チームに読まれ始めている中で、清水の成長は欠かせない。

もちろん、石川亮に成長するチャンスをベンチは与えるべきと思うが、リリーフキャッチャーとしては申し分ない訳だから、ここに宇佐見が入ってきたからと言って、石川亮は負けないで欲しい。

もう少し打たないとね←

 

僕も日々野球を観る目を養って行きたいと思います。

 

と言うことで、明日からしっかりやります!

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