野球観術

野球や組織論はいつだって愛情から始まる

リカバリーするための力

 

せっかくの休日なのに存分に時間を浪費した筆者です!

ドタキャンって民事で賠償金とれないかな←

 

今日の標題は、3月28日の対楽天戦で感じたことを冷静に書こうと思います。

 

この試合は、仕事で観ることが出来なかったが、パテレでしっかりチェックさせてもらった。

 

4回表に満塁のチャンスを逸したその裏、中島卓の失策で1点を失う太田光に2点適時打を打たるなど、1イニング4失点。

 

結局、そのまま反撃することができずに、三連戦で1勝2敗と負け越した。

 

中島卓のエラーに関しては、明らかなミスでそのことに関しては今更多くを語る必要は無いと思う。

併殺を焦ったんでしょ←

 

 

こう言ったエラーはシーズンが始まる前から織り込み済みで、楽天から移籍してきた池田投手に見事“ファイターズの洗礼”を浴びせた格好になった。

 

そしてもう一つ、結果として4失点に繋がった理由があって、守備のミスをカバーするためのバッテリーの準備不足が露呈したので今日はそこが本題。

 

中島卓の失策で1点を失った時点で1死満塁でバッターは9番の太田光

初球はスクイズ失敗で0-1

2球目外角真っすぐで空振り0-2

3球目外角真っすぐファール0-2

4球目真ん中高めのつり球1-2

この時のバッテリーの選択肢は2つ

1つ目は内角に池田の得意なシュートを選択する

2つ目は外角へスライダーを投げて空振りを取りに行く

 

これは池田の得意なボールを選択していて、前日ホームランされている真ん中から外のストレートと言う選択肢を排除したものだ。

 

予め断っておくと、

これは清水のリードを批判しているものでは無いと言うことを前提として欲しい。

 

5球目にバッテリーが選択したのは、

外角へのスライダーで太田は少し反応したが、見逃してボールカウントは2-2

 

そして、

6球目も同じスライダーを選択して

コースは良かったが少しボールが高くて、それをセンター前へ運ばれ2失点と言う結果になった。

 

もう一度言うが、これは清水を批判している訳では無くて、リードは結果論で語られるべきではない。

 

僕が思ったのは

4球目のつり球の意味合いがスライダーへ布石だったのかが、良く分からなかった。

あわよくば空振りが取れると踏んでいたかもしれない←

 

そのつり球の4球目の後、バッテリーはスライダーを選択したが、

恐らくどこのチームもファイターズの捕手陣のリードを研究していて、インコースのシュートは無いと読んでいたと思う。

 

あのケースで9番打者でしかも追い込んでいる状況で、シュートを投げてぶつけてしまったら(死球)、押し出しでもう1点を献上した上に上位に回ってしまう。

 

このリスクを考えれば、外角のスライダーは順当と思うが、

そこでインコースのシュートと言う選択肢が無いこと

が、太田のタイムリーに繋がっていて、太田は完全に崩されていたが、しっかりセンター前に運んで行った。

 

卵が先か鶏が先かと言う問題にはなるが、

捕手がインコースを要求できないから、投手がインコースに投げられないのか…

投手がインコースに投げられないから捕手がインコースを要求できないのか…

 

どちらにしても、バッテリーでキャンプ中に解決しておかなければいけない問題だ。

 

5球目にインコースを投げて仮にボールだったとしても、6球目に投げたスライダーが多少甘く来ても、安打にされなかった可能性は否定できない。

リードってそう言うもの←

 

特に、バック(守備)のミスでチェンジのはずが失点してなおも満塁のピンチとなれば、投手はなんとかカバーしてあげたいと思うと思うが、そこでリカバリーするための選択肢が少なければ、ミスの傷口を広げてしまい止血できない。

 

「当ててもサインを出した俺の責任だから、インコースに思いっきり投げてこい!

と捕手が言えない環境はやっぱり厳しい。

これはどっちが悪いと言うことでは無い←

それは首脳陣がその環境を作るべきだと思う←

 

気持ちの問題も含め、ミスをリカバリーする(流れを引き戻す)ためには、倍以上の労力が必要で、バッテリーに選択肢が無ければ相手に押し切られてしまう。

 

押出のリスクを負ってでもインコースに投げられる環境をぜひ作ってもらいたい。

 

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プロ野球の環境ってやっぱり大変だよね!

 

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