1回表からタイブレークの気持ちを!
高校野球が始まり、家で中継を見ていると、実況のアナウンサーや解説者が発する言葉とシンクロすることがたくさんあって、笑ってしまう毎日です。
まぁテレビに向かって1人でしゃべる毎日の寂しい筆者ですが、朝から晩まで野球漬けの幸せな日々を送っています(笑)。
今日は、明日から始まるホークスとの首位攻防戦に臨むファイターズについて!
6日からのオリックス三連戦で三連敗を喫し、首位のソフトバンクと3.5ゲーム差まで広がった。
3位の楽天とも1ゲーム差に迫られ、ロッテ、西武も0.5ゲーム差ずつで、パ・リーグの混戦に拍車がかかってきた。
ファイターズの後半戦は素晴らしいスタートだった。
ホークスに三連勝でスタートし10試合で9勝1敗と大きく勝ち越した。
しかしこの後、あることが始まっていることに気が付いた・・・
7月27日(土)
メットライフドームの対西武戦(この試合は筆者も球場で観戦したが)からあることが始まっている。
そ う !
ここからファイターズは全ての試合で先制点を許しているのだ。
(※図は先行チームが1回表に先制して裏に追いついた場合も先制とカウント)
後半の10試合は全て先制を許し、2試合は逆転で勝利しているものの、8試合は先制されて(同点に追いついているケースもあるが)劣勢のまま負けてしまっている…
2勝8敗と大きく負け越し…
野球の理想的な試合展開は投手が最小失点に抑え、
攻撃は
先制→中押し→ダメ押し
と言われるが、先制点の重要性がこんなに顕著に出ると言うのは正直びっくりだ。
この結果がショートスターター(栗山流オープナー)による弊害なのか、打線が機能していないのか、そこはなんとも言い難いが、前半の10試合で連勝している時は早い回に先制点を挙げることができていた。
このデータだけを見ると、先発完投だろうが、オープナーだろうが、1回の攻撃から9回裏で1点負けているような攻撃をして、是が非でも先制点を取って主導権を握ってしまうことが、この悪い流れを断ち切る処方箋のような気がする。
とは言うものの、もう一つびっくりする数字を発見…
栗山監督がもっとも勝ちやすい形がスターターだと言っているが、このOPSの数字を見ると1回から本当に点が取れる打順なのだ。
監督としては打つ手を打って先制点を取りに行っている。
こうなると投手が0点に抑えて・・・と言うことになるが、これだけ“栗山流オープナー”で中継ぎを酷使していて、これ以上点を取られるなと言うのも酷な話だ。
どうしても有原と、もう2人くらいは7回くらいまで投げられる先発投手が必要になる。
マルティネスの復帰は待たれるが、そんな投手は沸いて出てくるようなものでは無い。
栗山監督が、甲子園の時期になると、「高校野球と同じで負けたら終わりと言う気持ちで毎試合戦う」とコメントするが、今のファイターズには
1回から“タイブレーク”の気持ち
で戦って欲しい。
特に明日からはソフトバンクとの首位攻防戦で、ゲーム差を考えれば、1つでも負けてしまえばほぼデッドラインのゲーム差になってしまう。
先制したら勝ち!
先制されたら負け!
そんな気持ちで攻めだるまになってホークスにぶつかっていって欲しい。
少し前向きな話をすると、2016年に優勝した時、8月10日時点で首位ホークスと4ゲーム差あり、8月18日に初めて首位を捉え、9月21日に首位に立ってからは完全に振り切っている。
選手たちも疲労が蓄積していて、本当にしんどいと思う…
だから必死に応援して、2016年のように来週にはソフトバンクを1回は捉えたい。
ケガをしている中田翔も
くらいの気迫で打席に立って欲しい。
今年はみんなで優勝を狙えるんだ!
開幕投手を優勝旅行に連れて行くんだ!
そして最後に
先制しよう!