いったい何をしているのか?
このブログのサブタイトル「野球や組織論はいつだって愛情から始まる」に沿って、野球からは外れるが、新型コロナウイルスの現状に関して、僕の思いを書き残しておこうと思う。
5月6日までとされていた緊急事態宣言の延長がほぼ確定的となった。
これはあくまでも僕の持論なので、様々な考え方があるのは承知の上である。
そもそも
「なぜ緊急事態宣言が出されているのか?」
「そりゃ、感染爆発させないために決まっているだろ!」
では、なぜ「感染爆発を防がなければならないのか?」
「医療体制がひっ迫していて、医療崩壊を防がなければいけないからだ!」
この先は何となく想像がつくと思うが、命を守るためなのだが、
この自粛期間に、医療体制が改善されるための施策が打たれたのか?
職を失い、収入を大幅に失い、生計を立てることが困難な人が、この自粛によって増えている。
我々が自粛によって背負うことになったリスクに見合う施策を政府は打てたのか?
医療従事者の負担を軽減するために何かできているのか?
1か月もあれば何か有効な手を打って、即効性が無くても改善に向けた道筋くらいは描けそうなものだが・・・
自粛によって感染者が減ったことを検証することは、専門家会議の方々が懸命にやってくれている。
自粛と言う経済的・精神的なリスクによって、感染者数を抑えられたとしても、政府が有効な手立てを打っているかの検証は誰がするのか?
自粛警察なるものが、出現しているが、こういう人達にはどちらかと言えば、そっちの検証にエネルギーを使ってもらいたいものだ。
スーパーの現場で働いていると、自粛警察が、子供連れで来る家族に目くじらを立てるシーンがある。
幼稚園にも学校にも行けず、友達にも会えず、狭い家の中で同じ顔をずっと合わせ、ストレスが溜まっている親子を見ると、
「この自粛ってなんなんやろう?」
と思ってしまう。
僕は子供が居るわけでは無いから、その苦労を語ることはできないが、
子供達に「今、偉い人達が、学校(幼稚園)に行けるように頑張ってるからね!」
とは言えない・・・
何も悪いことをしていない子供たちにこんな嘘は付けない。
悪いことをして嘘をついている人達は「いったい何をしているのか?」
判断・先導・共有のできない組織のトップ(総理大臣)に組織構成者(国民)が従わない日が来ることは目に見えている。
いったい何をしているのか・・・?
12球団の監督で誰が総理大臣だったらこの難局を打破してくれそうですかね?
僕は原監督だと思います・・・