野球観術

野球や組織論はいつだって愛情から始まる

データ分析の考え方

 

野球は不平等を教えるスポーツだ。
以前にもこんなような内容のブログを更新しましたが、ホントに世の中、不平等な上に、能力の差がある以上、生きる上で大切なことをしっかり守って行かないと、世知辛いなと思う今日この頃です。

今日はそんなデータと能力の話です。
と言う訳で、今日は投げかけ方式の更新です!
このブログを読んで頂いている皆さんは、

「打者の能力のを表すデータと言えば、何だと思いますか?」

答えはありません。

どんなデータを思い浮かべたでしょうか?

打率、出塁率、OPS、いろんな指標が出てくると思います。

では、

「4番打者としてもっとも能力の高い打者は誰でしょう?」


皆さんは誰の名前が浮かんだでしょうか?

そもそも能力とはなんでしょうか?
4番打者とは、なんでしょうか?

野球を楽しむ上で、シンプルな回答=子供が感じるようなこと  でも良いでしょう!

例えば、「つつごー♬」と答えた子供がいたとしましょう。

「どうしてそう思うの?」
と聞くと、
「よく打つから!」
と返ってきました。

僕たち野球好きな大人は何を感じるでしょう?


これを裏付けるのがデータで、感覚的なものを具現化するのが数字です。

「4番打者としてもっとも能力の高い打者は誰でしょう?」

皆さんは、誰と答えて、どんな指標を出すでしょうか?

もちろん正解なんて無いし、4番打者の定義や、能力の定義もそれぞれ異なります。

その答えが、普段4番を打つことの無い選手かもしれない。

栗山監督なんかはこの話をする時、あえて“4番打者”ではなく「四番打者」と言う表現をしている。

それこそが栗山監督の「4番打者としての定義」が表れている表現だと思う。

話が脱線したが、

“4番打者とは”

“打者の能力とは”

 

これを皆さんで定義してもらって、データをもとに理想の4番像を語って頂ければ良いのではと思います。

 

なんとなくイメージをしてもらうために、先ほど出てきたDB筒香とH柳田のデータを比較してみます。

 

この数字自体に皆さんが考える4番像に必要な数字があればそれを基準に考えてもらえれば良いと思います。

 

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今回は僕の個人的な見解は入れません。

データに印がついているのは、着眼するところをどこにするかの例えとしてつけています。

この2人が本当に4番打者として能力の高い選手なのかは誰にも分かりませんが、チームの4番を担っていることは事実です。

 

それも含めて考えてもらえたら面白いのではないでしょうか?

 

今シーズンも、プロ野球中継で所狭しと画面にデータが映し出されることと思います。

そのデータをどう見るか?

 

それも大きな“野球観術”になるのではないでしょうか?

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これが真の4番かな(笑)