勝ちやすい形
プロゴルファーにゴルフへ連れて行ってもらうにあたって、練習場での調子が良いと逆に不安になるのは、先発投手がブルペンで調子が良くても立ち上がりが不安なのと同じだと確信した筆者です。
さてさて、前回書いた『リードに幅を持たせる』の後編を書こうとして、筆が進まなくなる症候群になってしまったので、文章が書きやすいタイミングになったら更新します(スイマセン)
今日の標題は“勝ちやすい形”
これはよく栗山監督が使う言葉なのだが、
「勝ちやすい」=「勝つ確率が高い」
と言い換えることが出来る。
今日からの、ビジターでのロッテ3連戦、楽天3連戦、そしてホームにソフトバンクを迎えての3連戦と、上位と大切な戦いに臨むにあたり、僕なりに大切だなと思うことを記しておこうと思う。
シーズンの雌雄を決する9戦だと思っているので
ハッキリ言います!
今のままだと、相当厳しい結果を覚悟しないといけない
と思ってます…
それは僕の中で“勝ちやすい形”になっていないからだ。
攻撃で言えば、上位打線
どうして、これだけの数字を選手が出していながら、勝ちきれない試合が多いのか?
先発投手陣もこの数字はよく頑張っていると思うし、去年のことを考えれば、雲泥の差だと思うが、なぜか勝ちきれない…
栗山監督の考えを想像するに、
勝ちやすい形よりも大きく勝てる可能性を探っている状態
なのだと思う。
これは、
おそらくパ・リーグの4密状態は最後まで続くと踏んでいて、終盤に一気に抜き去りたいと言う思惑なのだろう。
その考えはもちろん理解できるし、仕事をする上で常にそう言った仕掛けは必要であるが、もう検証し尽されたことはいくつもある。
近藤が2番を打ったり、5番を打ったりしているが、ここの収まりがあまり良くない。
投手陣で言えば、ストライクゾーンで勝負すれば圧倒的な投球ができるはずの堀瑞輝はストライクが入らない。先発投手がそれなりに投げていて、球数などの理由で早めに降ろすと、堀を終盤使わざるを得ないゲーム展開になりがちだ。
ここら辺はまだ、検証の余地が残されている。
現に、得点力はある訳だし、秋吉の居ない今、奪三振率の高い堀に頼らないといけないケースが逆に多いことを示しているからだ。
などなど、言えば切りが無いが、
清宮やビヤヌエバの起用に関しては、検証結果が出ても尚可能性に賭けている。
これがビヤタロウの打撃成績だ!
これだけ打席数を与えだ!
この数字は僕からしたらあり得ない。
この2選手は、ボールを遠くへ飛ばす力が抜きんでているのは分かるが、事実として打席数に対してホームランが出る確率が2%しかない。
※ちなみに同じ長距離砲であるレベチの大将はこの数字が8%なのだが、打点とOPSを考えれば比較の対象になる訳もない。
であれば、
走力やもう少し出塁率が期待できる選手をスタメンで使うべきだ。
松本や平沼、多くのファンは納得されないと思うが、石井一成や谷口雄也(現在は2軍)、守備要因として谷内亮太(現在は2軍)をベンチに置いておくなど、
今、一番勝ちやすい形を取って欲しい。
ファイターズは9月7日時点で、失策数がリーグワーストの41個
捕手のOPSがリーグワースト.411
などなど課題はそれ以外にもあるが、上記の選手を使うことである程度カバーできる。
エラーに関しては、守備固めや守備的なスタメンなどの運用で
捕手が打てないのは、今日明日にどうにかなる問題ではないので、その前後の出塁率と守備力でカバーできると考える。
今日から戦うロッテは、突出した打撃及び投手成績は無いが、
ミスが少なく、逆に相手のミスに乗じて嵩(かさ)にかかって攻めてくる。
これが今の順位だ。
お分かりですよね?
今のファイターズが最もやられやすい形だと言うことを…
だったら、今一番勝ちやすい形にしないと、シーズンの望みが絶たれてしまう。
打者にしても、投手にしても、あえて率を中心にデータを提示させてもらった。
繰り返しになるが、
勝ちやすい=勝つ確率が高い=率の掛け合わせ
なのだから。
あとは、勝ちたいと言う気持ち!
僕たちファンはこの気持ちだけは負けないようにしたいですね!!
頑張れ栗山監督!!頑張れ選手達!!!