野球観術

野球や組織論はいつだって愛情から始まる

野球は習い事

 

標題は、現日本ハムコーチの金子誠が現役を引退する際に「金子選手にとって野球とは?」と言う問いに答えた内容(だったと思う)。

 

そんな僕が、ファイターズを応援するようになって最初にファンになった選手だ。

親に買ってもらった金子選手の下敷きを自慢げに学校に持って行っても

「誰?この人??」

とクラスの友達に言われたのよく覚えている。

 

こんなブログを更新している僕ですが、野球経験はゼロ。

ただ小学生の頃は、休み時間になれば、校庭でカラーボールでキャッチボール。

放課後は、グローブを使ってキャッチボールやミニ野球。

打つのは苦手だったから(今でもそう)、親に買ってもらった内野用グラブをもって、セカンドのポジションへよく走って行った。(金子誠は最初セカンドを守っていたのです)

 

ある日、一緒に野球で遊んでいた友達のお母さんから「野球上手だから一緒に(習い事として)やらない?」と誘われたことがある。

 

僕はその誘いを断ってしまったのだ。

 

僕の人生で、唯一かつ、最大の後悔だ。

 

多分、僕の運動神経では、甲子園に行ったり、プロ野球選手になることは無かったと思うが、野球を習い事としてやらなかったことで、野球部にも入らなかったし、野球をやる機会を大きく失ってしまった。

 

そこから22年間、野球を観ることが趣味。

 

そして、人生最大の後悔を振り払うため、御年32歳で野球関係の仕事をフリーターとしてやることにした。

 

現状は、うまく行かないことの方が多くて、不安だらけだ。

年齢的には、普通に会社で仕事をしていれば、管理職くらいの年齢だし、家族が居てもおかしくは無いが、そんな世間の風当たりこそがうまく行かない時こそ冷たく感じるものだ。

 

 

そこで、金子誠の「野球は習い事」と言う言葉を思い出した。

 

決してうまく行ってないけど、(僕は)習い事を始めたばかり(ただキャッチボールをするのと、ちゃんと習うのとは違う)なのだから、それは違って(うまく行かなくて)当たり前。

 

お金をもらっていると言う点で習い事と少し違うかもしれないけど、プロ野球選手になっている人も最初は習い事から始まる。

 

それをプロ野球選手になっても“習い事”と言ってしまう金子誠はやはりすごいと思うが…

 

 

後悔を振り払うことと同時に、この仕事を選んだ最大の理由は

 

野球の面白さをいろんな人に伝えたい。

 

と言うことだ。

 

自分にとって、その結果が素晴らしいものであるとは限らない。

 

僕が野球を観るようになった頃から比べると、今の野球人気は信じられないレベルだ。

パ・リーグの試合で外野自由席は今や外野指定席になり、夏の高校野球も、甲子園球場に始発で並ばないと入れないと言う、古参にとっては少々肩身の狭い思いだが、それだけ注目している層が増えたと言うことだ。

 

そんな老若男女に野球の魅力を伝えられる機会をもらっただけでも僕は幸せなのだ。

 

僕が仕事の傍ら、“野球観術”を更新しているのはそんな理念があったりする。

 

そんなブログを読んで頂けることは本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

いつか、いつか、お金を払ってでも読みたいと思ってもらえるように…(もちろんお金を取る気はないですが(笑))

そして習い事として後悔を残さないように…

 

野球の面白さを伝えて行きたいと思います。

平成の野球を見てきた筆者の振り返りでした…

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次回は平成最後の更新です。←

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