野球観術

野球や組織論はいつだって愛情から始まる

平成最後の

 

いよいよ平成も残すところあと1日!

元号の“令和”になる前に、シーズンを占うゴールデンウィーク以降のお話を少しだけ。

 

僕がシーズン前に、順位予想をした際に、実際にシーズン開始から1か月が経ち、チームの戦い方、そしてゴールデンウィークにかけてからの順位予想に意味があると言う話をしました。

 

 

saiyuki6.hatenablog.jp

 

 

saiyuki6.hatenablog.jp

 

 

では、実際に僕の中で順位予想が変わったかと言えば、正直少し変わっています(笑)

 

ではセ・リーグから見ていきましょう。

 

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上位チームの予想は変わっていないが、中日と阪神の予想が入れ替わっている。

 

みなさんも感じていたと思いますが、広島が開幕から絶不調で単独の最下位も経験。

現在は4月27日の時点で、8連勝と巻き返して借金を完済。

強いカープが戻ってきた。

 

僕はこの広島の苦戦を見ても順位予想を変えようとは思わなかった。

根本のチーム力がセ・リーグの中で群を抜いていると感じていたからである。

それは上記貼付のブログで書いた通り。

 

4月は田中広輔の絶不調や失策を含めた大量失点があったりと、カープらしさを完全に失っていた。

 

まさに投打が噛み合わない典型的なパターンも、好転してしまえば8連勝する力がある訳なので、優勝予想は揺るぎないものだった。

 

 

予想以上の大健闘を見せているのは中日だ。

実績のある先発投手の層が薄く、苦戦を強いられる予想だったが、今年から加入したロメロや、柳が安定した投球を披露し、未だに4月27日時点でチーム防御率はリーグで1位。

打線も、チーム打率が4月27日時点でリーグ1位と大健闘。

盗塁数も1位と積極的な野球を展開し上位チームにしっかりついていっている。

 

最終的には、広島が上位に上がってきて、横浜DeNAのチーム状態が上がってくると、やはり戦力的には厳しくなって来るものの、最下位は無いなと感じた。

 

逆に阪神は、悪い流れを引き寄せるような野球を展開し敗戦を重ねている。

ルーキーの近本や木浪の活躍は素晴らしいものがあると感じる。

しかし、木浪がプロ初本塁打を巨人菅野から放った試合も、勝ちゲームにできなかった。

彼の本塁打で完全な追い上げムードだったが、失策や走塁ミス、打つべき球を打たないなど、野球の神様に見放される試合展開で大敗を喫した。

 

この試合を見たときに、今年の阪神は最下位だなと感じてしまった

 

 

さてさてパ・リーグの予想は

 

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シーズン前に楽天を最下位と予想した。

フロントの介入がチームにとって凶と出ると言う話をシーズン前の順位予想ブログで記述した。

 

しかし、平石監督が考える野球を全面に展開しており、現在は2位と健闘を見せている。

特にチームとして突出して数字が見受けられる訳ではないが、4月27日時点で、111得点と西武の134得点、ソフトバンクの101得点に次いで3位と、しっかりとした攻撃を展開し、投手もクローザーの松井裕へ繋ぐ形もしっかりしている。

則本昂、岸の両右腕を欠く中で、非常に頑張っており、

この2人が戻ってくれば、GW、交流戦の勝敗によっては、優勝争いに加わってくると感じる程だ。

 

順位変更した、ロッテは先発投手が投壊している。

日本ハムから移籍したレアードが爆発して、他の打撃陣も良いだけに、9勝13敗と苦しんでいるのは先発投手の影響が大きい。

現に、4月27日時点でQS率が12球団ダントツ最下位の26.09%と言う数字になっている。

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投手力がチームの浮沈を左右すると考えている筆者としては、この数字はシーズン通して不安の材料でしかない。

 

 

そしてオリックスは投手陣が踏ん張っている試合で去年同様に得点が取れない傾向にある。

チーム得点圏打率が.210台では打線としてはかなり厳しい。

いくら足を使った攻撃をしても最後の1本が出なければ得点にはならない典型的な流れになっている。

この傾向は昨年から続いているため、これでは投手がシラケてしまう。

投手が我慢しているうちになんとか打開したいところだ。

 

 

 

そして最後に、ファイターズのお話を少しだけ。

僕の個人的な感想が、不安要素として

 

“形が無い”

 

と言うことだ。

 

攻撃面では、

西川の盗塁が封じられていること、

近藤が思うような打撃をできていないことなどから、“この形で点を取る”と言うのがなかなか見えて来ない。

長打も少ないため(4月28日時点で長打率はリーグ最下位)、手詰まり状態なのだ。

強い時のファイターズは長打が出なくても“この形で点を取る”と言うのが必ずあった。

早くその形を作って欲しい。

 

守備面では

賛否のある“栗山流オープナー”だ。

ショート・スターターとも呼ばれたりするが、試行錯誤と言うこともあってか、これもまだ“形”になっていない。

 “栗山流オープナー”ばかりが注目されるが、逆に有原が防御率0.51で4勝、QS率100%、そしてクローザーに秋吉を据えるなど、投手陣は少しずつ形が見えてきていると感じる。

 

勝率.500に踏みとどまっているが、交流戦からはリーグ内で最も差が付く状態に変わっていく。

それまでに、投打ともに自分たちの“形”を持って交流戦に突入したいところだ。

 

平成最後の更新なので、平成のプロ野球を振り返るのかと思いきや普通の更新になってしまいました(;^_^A

 

令和の時代に入っても“野球観術”をよろしくお願いします。