野球観術

野球や組織論はいつだって愛情から始まる

春先コンパ

 

昨日、ブログのアクセス数を見たら、通算で1000アクセスを越えていてちょっと嬉しかった筆者です。

ブログを読んでくれている方、公開する場を与えてもらえていることに感謝をしたいと思います。

本当にありがとうございます。

引き続き“野球観術”をよろしくお願いします。

 

さてさて、 

今日は戦極めるパ・リーグ(=コンパ)について少しだけ書いて行こうと思います。

 

5月17日終了時点でのチーム成績を見て行きます。

 

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怪我人に泣かされ続けているソフトバンクが首位。

団子状態の日本ハム・ロッテ・西武・楽天

ちょっと離れてオリックスと言う状況。

 

チーム成績を見ると、もちろん打率・防御率トップのソフトバンクが強さを見せている。

投打のバランスがしっかりしているからこそ、この順位と言えるだろう。

柳田の離脱がありながら、しっかりとした攻撃を展開。

特に、周東や釜元などの若手の台頭もあってその穴を埋めた。

しかしその勢いが衰えると、少しだけ負けが先行したが松田や川島などのベテランの力もあって、大崩れすることは無い。

こう言うのをチームのバランスが良いと言うのだろう。

 

日本ハムは失点数が一番少ない。

栗山流オープナー(ショート・スターター制)がある程度形になっているということ、中継ぎ陣がだいぶ安定してきたことなどが要因とされる。

シーズン当初は、チーム打率が1割になるのではと言う感じだったが、打線が復調を見せて.254とリーグ2位まで押し上げている。

 

先発投手が崩壊していたロッテも、石川の今季初勝利や種市が先発で3連勝を飾るなど、再建されつつある。

1番に荻野貴が座ってから、効果的な得点を重ね、チーム成績自体は日本ハムとさほど変わらない。

 

西武と楽天は、防御率が4点台ながら打ち勝つ野球で、借金1の状態。

西武は浅村の移籍や秋山の不調があるものの、山川が相変わらず、打点数が安打数を上回る4番らしい働きで攻撃を牽引。リーグ最多得点206の原動力となっている。

 

楽天は4番島内を固定し、打線の繋がりの良いアクセントになっている。

新加入のブラッシュのが絶好調で、5月8日のソフトバンク戦では7点差をひっくり返し、5月15日の日本ハム戦では8点差を逆転した。

島内の4番、外国人を打順では離す(ウィーラーとブラッシュを続けない)など、平石監督の采配も大いにハマっている感がある。

 

オリックスは明らかなる得点不足。

山本由は榊原が再三見殺しにされたり、守ってはリーグ最多の29の失策。

 

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ソフトバンクと異なり、投打のバランスが悪すぎる感がある。

5月17日の試合では1イニング3失策と打てないだけならまだしも、守備でも

山本由の足を大きく引っ張った。

 

投手が安定している訳なので、監督の考え方次第ではチームとして浮上できる可能性はあるが果たして交流戦までに借金を完済できるか。

 

正直、この混戦は予想していなかった。

みなさんはこの混戦をどう感じているだろうか。

 

 

そして… 

この1週間で筆者が思ったことが1つある。

上述したが、リーグで7点差・8点差を逆転されてしまうことが2回も起きた。

 

特に日本ハムは昨年西武に終盤8回に8点差を追いつかれ逆転サヨナラ負けを喫したことがあるだけに、今年も相手は違えど同じことが起きてしまった。

 

この日は、ブラッシュに2本の本塁打で6打点を献上した。

4回裏にブラッシュに満塁本塁打を浴びてから、日本ハムは1点も取れていない。

4点差と言うのはよく“満塁ホームランで追いつかれる点数”と言われるが、現在の野球ではセーフティーリードとは言い難い。

点差があると盗塁が記録されなかったり、送りバントが報復の対象になるわけだが、この根底も少し疑うべきなのではと感じてしまう。

 

野球は流れのスポーツだ。

点が入りやすい展開と言うのは、1-0の試合展開の空気感が異なる。

だからこそ、1球の配球、一つの中継プレー、1つの走塁。

こう言ったことが雑にならないで欲しい。

5月15日の試合は投手継投が表立った原因だったかもしれないが、こう言ったことが気持ちの中で雑になっていたかもしれない。

 

リーグ戦の中断、交流戦の始まり、リーグ戦の再開、と空気感が変わるタイミングが来るが、流れを掴むのはきっと大切なことを守っていくことだと感じる。

 

疲れも出始める頃、選手にはケガに気を付けて“大切なことを守りながら”プレーしてもたらいたいものですね!

 

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最近、「すべて、こっちの責任。」の意味が分かってきた筆者です…