クリスマスのホットゾーン
世の中はクリスマスモード一色ですね!?
我々の業界はここが、かき入れ時な訳で、仕事も一層忙しくなります。
ただ今年は例年のクリスマスと異なることが・・・
昨年まで存在した天皇誕生日(12月23日)が祝日でなくなり、24日はド平日(火曜日)で、客数の動向が読みにくくなっているのだ。
要は、世の中の人の夕食がクリスマスシフトになるのが、いつなのか?予想しづらいと言う問題が発生しているのだ。
仕事をしているとき以外は、野球とエッチな事しか考えていない人間ですが、仕事もやっぱりデータを重要視するタイプなので、なぜ筆者がデータを重視しているのかと言うのに合わせて雑談がてらの更新です。
12/21(土).100 12/22(日).200 12/23(月).050
12/24(火).500 12/25(水).100 その他 .050
これがクリスマスパーティーの食卓のホットゾーン。
世の中の人がクリスマスパーティーをやる比率。
人づてに口頭で聞いただけなので、正確な数字は不明だがこんなデータがあるらしい。
我々が、このクリスマス期間に売場を作る
(=発注・仕入れをして、人員を確保し、売場のレイアウトを組み、売上を立てることの意)
際に参考にするのは、カレンダーの曜日合わせと、昨年・一昨年の売上対比と天候なのだが、肝心のカレンダー合わせが今年出来ないので、どうするのか疑問に思っていた。(今は責任者じゃないので他人事(笑))
すると上記の数字(=ホットゾーン)が出てきた。
このデータは、某ファーストフードチェーン店の予約状況を参考にしたものらしい。
これには驚いた!
昨年筆者も、人生で初めてこのチェーンで予約をしたが、
締め切りも結構早く、(締め切り数時間前に滑り込んだ(予約完了した)記憶が・・・)
SKU(アイテムの種類)も限られているので、傾向としては正確に出やすい。
このデータ、我々の現場としては、お金を払ってでも欲しいデータであり、問題になっている食品ロスの問題やロス率の改善には不可欠なデータだ。
野球に関しては、僕は実際にやる訳ではなく観る専門なので、「データ、データ」と言うだけだが、いざ自分の仕事となれば、拾えるデータは拾って、あとは感性みたいなところが大きい。
ただ、僕が現役の時?の上司はノムさんのような上司だったので、
根拠の無い発注は言語道断だった。
僕よりも先に数字を見ていて、いい加減な数字を言おうもんなら、メチャクチャ怒られた。
こんな感じ↓
僕のデータとの出会いと言うか、原点はここなのだ。
しかも、責任者になって1ヵ月でクリスマスを迎え、前任者は会社から逃亡、前々任者は産休で、聞く人が居なかったため、データが全ての命綱だった。
2年も経つと上司に相談しに行っても、
「もう、お前の(予測)は見なくても大丈夫だから、数量だけデータでくれれば良いよ」
と任せてくれるようになった。
この上司とは、今でも時々飲みに行っているが、僕をこの業界で生きて行けるように1人前にしてくれた方なので、感謝の気持ちしかない。
先ほどのデータを見た上での感性とは、どう言うことか?
全てをデータで網羅することは出来ない。
最近の食のトレンドや普段の売場の雰囲気、キャッチャーで言えば打者の微妙な変化に気付くと言う例えが近いだろうか。
僕が感じるのは、年々ローストチキンのトレンドが下がっていて、オードブル中心にシフトしてきているが、“よりシンプルな商品が求められている気がする”と言うことだ。
これはデータに出ないが、売場の状況を見ているとそう感じる。
クリスマス商戦が過熱しきって、SKU(商品の種類)の拡幅に小売り側が走って、買い手側が迷う傾向にある気がするからだ。
果たしてどんなクリスマスになるのやら・・・
それでは皆さんも良きクリスマスをお過ごしください!
Happy Christmas !!