近ちゃんの凄さ!?
開幕が延期になってしまったので、オフシーズンで出来なかった話をしていこうと思う。
今回取り上げるのは、近ちゃんこと近藤健介選手!!
今回のテーマは『近ちゃんの応援歌』に沿って行きたいと思う。
さぁ狙いを定め
遠く遠く飛ばせ
眩く(まばゆく)光る時代(とき)
近藤 築き上げろ
近藤健介と言う選手について改めて説明する必要は無いと思うが、概要だけ…
天才バッターで2017年には4割打者の期待をされながら、ヘルニアで離脱・・・
その期待を背負い、2018年シーズンは .323 打点69 本塁打9 と言う成績だった。
昨年は打率こそ.302だったが、出塁率.422で最高出塁率のタイトルを獲得、四球も103個とリーグ最多の四球をもぎ取った。
そんな近藤の特徴は、昨年の四球の数にも表れているが、“選球眼の良さ”だと言える。
昨年のデータにこんなデータがある。
※規定打席到達者の平均は76.68%
昨年の規定打席到達者のボール球を見極めた確率をランキングしたものだ。
近藤はその中で3番目にボール球を振らない打者と言うことになる。
それが四球103個と言う数字に繋がっているのは何となくお分かり頂けると思う。
更に近藤には驚くべき数字があってこれには正直びっくりした。
規定打席到達者でストライクゾーンのボールを見逃した確率をランキングにしたもの。
近藤と言う打者はボール球を振らないだけでなく、ストライクゾーンも見逃す確率(規定打席到達者)もトップなのだ。
※規定打席到達者の平均は34.63%なので驚異的な数字だ。
と言うのも、ストライクゾーンのボールを半分近くを見逃しながら、打率.302に出塁率.422と言うから驚きだ。
本来、打者は“好球必打”でストライクを見逃すことをあまり良しとしないものだが、ここに近藤の大きな特徴がある。
要は、近藤は自分が狙ったボールしか振らない打者なのだ。
まさに「さぁ狙いを定め」だ。
参考までに、ファイターズの選手(規定打席到達者)の一覧も掲載しておく。
※順位は規定打席到達者60人の順位を表している。
それぞれの打者の特徴が出てるなと思う。
話は変わって、今年キャンプからオープン戦にかけて、近藤の打撃の調子が上向いて来ない。
どうやら、昨年本塁打2本と言うのが彼にとって物足りなかったと言うのもあって、“ボールを遠くへ飛ばす試み”をしているとのことだった。
昨年、西武の森友哉が打率.329で本塁打23と言う数字を叩き出し、ライバル意識もあると思う。
近藤本来の良さ(ボールをギリギリまで引き付けてヒットゾーンへ運ぶ技術)が消えてしまってはダメだとは思うが、長打力が更に磨かれればまさに、
さぁ狙いを定め
遠く遠く飛ばせ
だ!!
オリンピックは延期になってしまったが、まさにこの2020年シーズンは、近藤にとっては
眩く(まばゆく)光る時代(とき)
なのかもしれない。
シーズンの開幕は未定だが、近藤が手の付けられない打者になれば、ファイターズの順位は下馬評をひっくり返す要素になる。
近藤 築き上げろ