こんな時だからこそ
今日から新年度で入社式などおめでたい時期ではあるが、当然そんな雰囲気でも無く、新型コロナウィルスのニュースを見聞きする日々が続いていきそうだ。
どうやらプロ野球の開幕も、5月中旬以降になりそうで、更なる過密日程や交流戦の中止、日本シリーズの12月開催など、様々なことに変更が加えられて行くことになりそうだ。
今まで壊すことのできなかった常識を壊すには良い機会と捉えると、今シーズンが無事に開幕した場合、2つのことを提案してみたいと思う。
①出場選手登録枠の増枠
今の現行ルールだと、出場選手登録枠の人数は29人でベンチ入りできる人数は25人と決められている。
実際に2020年シーズンがどんなシーズンになるかは不明だが、いざ過密日程になった場合にこの出場選手登録枠とベンチ入りメンバーを増枠すると言う特別措置を講じてはどうか?
普通に9連戦とか、屋外球場をホームとするようなチームは、シーズンの終盤になれば、ダブルヘッダーなどの状況も予想される。
そんな時に、投手の登板過多を回避したり、野手の主力を休ませるための枠を設けることで選手の負担を軽減できるのではないかと言うことだ。
僕が目安とするのは、
出場選手登録枠32名のベンチ入りが28名
と言うのが良いのかなと思う。
3名も増やすのは多いと言う意見もありそうだが、9連戦になった場合は先発投手が中6日として、1人多く必要。
3連投を避ける中継ぎ投手を作るためには更に2人多く必要。
これはあくまでも、球数100球、6回○○失点のQS(クオリティースタート)を想定したもの。
であれば、3人の増枠は適正ではないかと思う。
②登録抹消からの再登録期間の短縮
現在は1軍の出場選手登録を抹消すると、最短で10日間は再登録できないルールになっている。
これを7日に短縮して、疲労を考慮して抹消した選手を1週間で1軍に戻せると言う救済措置的な感じと捉えて頂けばと思う。
実際に大きなケガをしてしまった選手は、10日で戻ってくることは厳しいわけで、所謂“違和感”とか“コンディション不良”などの軽症者や、蓄積疲労をリフレッシュさせるために2カードの休養で戻って来れると言うことを目的としたものだ。
ポジショントークでは無いですが、ファイターズにとってはこのルールが適応されれば、これは非常に有利で、上沢・マルティネス・杉浦など、故障明けのため中6日で回すことが難しい投手が1軍で投げ続けるためには非常にプラス材料になる。
ケガ人の多い、ライバルのソフトバンクにとっても有益で、故障する前に休養を与えたりすることもでき、選手の才能を潰さずに済むと言うメリットもある。
選手を守ると言う観点からもぜひNPBには日程の調整だけでなく、選手を守る取り組みも行ってくれたら嬉しいなと感じている。