野球観術

野球や組織論はいつだって愛情から始まる

森を育て木を生かす

 

最近、建て前が世の中を壊すなと感じている筆者です。

 

尊敬する栗山監督が監督通算600勝を達成しました。

本当におめでとうございますm(_ _)m

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栗山監督の選手育成の感覚の中に、

自然の動物や植物との触れ合いが生かされていると、著書の中に記されている。

 

土を耕し、水を与え、見守ることで、花を咲かせ、果実を実らせる。

選手育成にも通じる部分があるのだろう。

 

ただ、栗山監督はチームの監督と言う立場にあり、1本1本の木々を育てることはできない。

中田翔大谷翔平のように特別な選手はいるにせよ、選手は一個人で根を張り成長していかないといけない。

それを助けるのはコーチの立場であり、その集合体がチームとして勝利を目指していく。

 

1本1本の木々を見て一喜一憂するのではなく、その集合体である“森”を育てていかないといけない立場なのだ。

 

それを9年間続けて、選手を育てながら、600と言う白星を積み重ねた功績は本当に素晴らしいことだし、なかなか真似のできることではない。

 

13日のゲームでは内野陣がチームの足を引っ張った。

14日のゲームでは、若い北浦が先発して1アウトしか取ることが出来ずに試合を壊してしまった。

 

15日のゲームはその悪い流れを、エース有原と4番中田が、跳ね返した。

 

やはり、野球はエースと4番が活躍すれば、もっとも勝ちに近づくものだと感じさせられたゲームだった。

 

「エースと4番は育てられない」と、今年亡くなられた野村克也さんが言っていたが、監督として有原・中田と言う選手との出会いを最高に大事にしてきたのだろうなと思う。

 

通算の監督勝利数1位は鶴岡一人さん

5位がその教え子の野村克也さん

そして600勝を迎えた栗山監督も野村さんの教え子の一人になる。

 

そういった系譜と言うのはやはりあるなと感じる。

 

あと30勝すれば、落合博満氏を超えることになる。

 

そして今シーズンあと50勝すれば、この新型コロナウイルスで大混乱のシーズンに優勝と言うシナリオも当然見えてくる。

 

チームが良い時も悪い時も、いつも目指すところは同じと言う栗山監督と並走して生き方を考える起点となったタイミングまであと3か月で1年となる。

 

解決できていない問題は僕の中ではたくさんあるが、栗山監督とシーズンを終えるころにはその課題の解決方法くらいは見つけられればなと思う。

 

今日は少しつまらないお話でしたが、栗山監督の節目の記録達成の日の更新でした。

 

次回のYoutubeの生配信は8月18日の対楽天戦@札幌ドームを予定しています。

よろしければ、遊びに来てください。