ファイターズの2018年シーズンを振り返る②
ファイターズの2018年シーズンを振り返る の2回目です。
前回の回はこちら→
◇この2人にチームは救われた◇
僕は有原が昨年ほど不調になることは無いだろうし、高梨、加藤も2年目のジンクスを抜けて投手陣を牽引するものと思っていた。
実はファイターズに今シーズン初勝利をもたらしたのは、上沢であった(勝ち投手は宮西)。
7回5安打無失点と好投。
上沢がこの後のシーズンこんなに活躍するとはこの時点では思わなかった。
そしてもう一人、孤軍奮闘と言う言葉が似合う男が居た。
新外国人のニック・マルティネスだ。
初登板こそライオンズ相手に黒星はついたが、2試合目のロッテ戦ではボルシンガーとの投手戦を制し、9回4安打2失点の完投勝利。
有原や高梨、加藤が本調子に戻らない中、上沢、マルティネス!この二人が前半のチームの勝ち頭となってチームを救ってくれた。
投打のバランスが悪く、彼らに勝がつかないことも多かったが、栗山監督がローテーションを途中で変えた(上沢をローテの表、マルティネスを裏の頭にした)ことを考えると、彼らが予想外の救世主であったことがよくわかると思う。
◇実は例年通りの交流戦◇
みなさんは最近のファイターズの交流戦での成績ってどんなイメージだろうか?
僕は交流戦では強いイメージを持っていたから今年の交流戦での成績は物足りなさを感じていた。
でも実際調べてみると、過去5年のファイターズの交流戦での成績って、53勝46敗3分け 勝率.535 とそんなに特別勝ってる訳じゃ無かったんですね(^-^;)
今年は、10勝8敗 勝率.556と例年通りの交流戦での戦いだった。
(ちなみに優勝した2016年も10勝8敗)
どうしても交流戦は大きく勝ち越したチームがリーグ戦に戻った時に、数字的にも流れ的にも優位に立つので、ホークスとライオンズともほとんど変わらない勝率だったこともあり、どこか消化不良の感じが否めなかった。
◇上昇気流を遮られた大田泰示の怪我◇
暗雲が垂れ込めると言う表現が適切かはわからないが、まさにそんな出来事だったのは、7月8日にZOZOマリンで受けた大田泰示の死球だ。
左手第5中手骨の骨折…
その時点で.272と低調な打線の中で奮闘していた上に、その時期は絶好調だった。
オールスターへの出場も決まっていただけに、チームにとっても本人にとってもあまりに辛い離脱となった。
昨年、活躍した松本剛も本調子では無く、そこからレギュラーを掴むような選手が、出てこなかった事が、終盤へ向けて失速する原因となったと思う。
今日の更新はここまで←